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内容説明
日本のイノベーション・システムをどのように改革していくべきか?
企業、大学、公的研究機関、政策当局の進化と相互作用を促す方策を示す。
イノベーションとはこれまでとは違う、新しいことをすること、一歩踏み出すこと、である。その究極の目的は、人々の生活を豊かにすることである。
日本はこれまで、素晴らしいイノベーションを世界に送り出してきた。今後もイノベーティブな国であるためには何をすべきか。本書ではイノベーションを考えるにあたって理解しておくべき基本的な概念や考え方のフレームワークを説明し、それに基づいて日本のイノベーション・システムについて検討している。
重要なことは、第一に、短期的な景気の浮揚といった次元を超えて、長期的な視点に立って日本の将来を考えることである。第二に重要なのは、イノベーティブな社会を作るためには、国全体としてどのようにすべきか、という視点からの検討をすることである。
日本のイノベーション・システムをどのように改革していくのかを考えるにあたっては、まず、現在のシステムの問題を把握し、次いで、それを構成する個々の企業や大学、公的研究機関が進化していくことを促すことが必要である。さらには、それらの間の実りある相互作用を促すことである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Moloko
3
最近書かれた本で、オープンイノベーションや大学・公的研究機関とイノベーションや日本の研究者を取り巻く環境の課題や特許制度や独禁法などのシステムについて書かれている。紹介されている文献も海外のイノベーション研究の成果を盛り込んだもので脚注の出典を後で読んでみたいと思える位に収穫はあった。大学の研究者の研究時間が教育活動に圧迫されているとあったが、背景には大学の教員削減もあるのではと思うし、文科省の細かすぎる大学への介入についての批判もあった。大学の改革をむやみに訴える人間ほど成長の芽を摘みかねないのか2017/06/03
葉
1
後藤先生の本を久々に読んだ。昨今、イノベーションと謳われながらも日本のイノベーションに対する定義は厳しくなっていることがアンケートから容易に想像がつく。オープン・イノベーションの必要性は大学と公的機関の存在も大きく、研究者にも高齢化の波がきている。特許とイノベーションにはライセンス問題に発展するパテント・トロールが米国を中心に出てきているとのこと。2016/07/19
Ohe Hiroyuki
0
発明や開発の動静を踏まえ、これからのイノベーションのあり方について分析した一冊。▼特許の保護は必要だが、保護をしすぎると却って効率的な技術利用を阻害する。今は技術をオープンにするというオープン・イノベーションの体制が志向されつつあるという。▼『イノベーションのジレンマ』という名著があるが、同書に比べると大学や研究機関の実態にへの言及(ポスドク問題等)があり、著者の視点が垣間見える。▼データを使わず、定性的な議論が行われ、文系にも読みやすい。やや経験則に基づいた議論が多く、そこは割り引いて読むべきだろう。2016/11/08
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