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内容説明
大好評『どうぶつびょういん』(PHP研究所刊・第38回新潟県読書感想文コンクール課題図書)の主人公のしまうま先生が、まだしまうまの子どもだったころのお話。しまうまの子どもは、動物たちから「しまうまさんは大きくなったら何になりたい?」と聞かれ、「スパイの黒ひょうさんになりたい!」と答えます。でも、「シマシマが目立つから、スパイみたいにかくれるのはむずかしい」と言われ、どんな仕事ができるのか心配になります。そこで、働く動物たちの様子を知ろうと町に行ってみることにします。森のはちみつや木の実でおいしいケーキづくりをするクマさんやリスさん、美容師のひつじさん、素敵な雑貨を売る猫さん、モデルの犬の女の子、デザイナーのぎんぎつねさん、カラスに飛べないことをからかわれ猛勉強してパイロットになったカワウソさんなど、みんな自分の仕事を大切にしていました。読者が自分の仕事を考えるきっかけになるお話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mug
56
『ぼくのシマシマ、何かやくに立つのかな。』目立ちすぎるシマシマのせいで 仕事ができるか心配になったしまうまくんは、町へ行ってみることに。 しまうまシリーズはいつも、何かを考えるきっかけをくれる。今回は「しごとさがし」という名の「自分さがし」かもしれない。 “どうぶつびょういん”へと繋がるラストに「あぁ~💡」と思わず声が出た😊2021/03/11
ぼりちゃん
30
これは動物の就活絵本、ではありません(笑)社会の変化とともに仕事の価値観も変化しつつある今、「働くって何?自分は何をしてどう生きたいのだろう?」と深く考える人も増えてきていると思います。子どものころは漠然と「大人になったら◯◯になりたいな」と思ったものですが、ただ歳を重ねて大きくなるだけではだめなんですよね。現に私も、小学校の卒業文集に書いた将来の夢 新聞記者にはなれずじまい。「仕事探しは自分探し」。この本は仕事を探すしまうまの子が、働く動物たちと話をしていくうちに「自分」に気づいていく良いお話でした。2021/01/24
小夜風
30
【小学校】総合でお仕事について学んでいる娘が借りてきました。シリーズ2冊目だったようですが問題なく読めました。驚いたのは作者さん、日本の方(笑)。自分はどんな仕事が向いているのかな。自分にぴったりの仕事、見つかるかな。可愛らしい絵でいろんな動物たちのお仕事のお話が聞けて、子どもたちの「将来何になりたいの?」という気持ちにヒントをくれる本でした。横断歩道の場面が良かったです。2016/01/27
まさまま
22
【仕事さがしは自分さがし】なぜなら『何が得意なの?』『何をするのが面白い?』『好きなことは? きらいなことは?』自分と何度も向き合うものね。。。しまうまくんが街で出会うはたらく動物さんたち。みんな仕事についた理由がよいんだなぁ~☺️そして『自分のことをよく観察して研究するのも大切じゃよ』『心配しなくてもぴったりの仕事が見つかるさ』『また相談にいらっしゃい 』と優しくアドバイス。わかりやすく落ち込んだり、考え込んでいるしまうまくんがいちいちカワイイ♡成長したしまうまくんに今すぐ会いたい😍✨2020/09/23
おくらさん
11
図書館の大人にも読んでもらいたいコーナーで出会う。 児童書だが、得意なことはなに? 何をするのが面白い?時間を忘れるほど好きなことって? そんなわかりやすいキーワードが仕事を紐解いていく。 たしかに横断歩道はそうだね☺️ しまうまの仕事探し、何になるのかな。2019/05/05