内容説明
還暦もとうに過ぎたある日、それは突然やってきた。「それ」とは泣く子も黙るパソコンである。以来、パソコン用ゲーム「ウィザードリィ」にのめりこみ、ディスプレイの前に毎日10時間座って3カ月。ついに大魔法使いワードナーをやっつけた! だが、本当の冒険はその時から始まったのだ――! ゲームはもちろん、ワープロ・ソフト、様々なハードウェア、さらにはコンピュータ業界の内幕まで、「秒進分歩」のパソコン世界を自由自在に飛びまわる。パソコン嫌いもたちどころに治り、パソコン好きは胸がすく、痛快エッセイ。1987年、NECの88の購入からはじまるパソコン生活がユーモラスに綴られ、当時の息吹がリアルに感じられる、今、改めて読みたいパソコン・アドベンチャー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともくん
6
著者は海外小説の翻訳家なのですが、ご自身でも日本語のSF小説を書かれていて、なかでも「カムイの剣」が有名作です。ちょうど、家庭用PC(88とかの頃)が普及し始めたころのお話で、その頃はPCなんて物好きしか使わなかったのですが、還暦を過ぎた筆者がトライ・アンド・エラーを繰り返しながら使い方を習得していくのをみて、何歳になっても、新しいものに挑戦する気持ちを持ち続けたいと思いました。2014/08/22
atomonaga
3
熟年作家・翻訳家の矢野氏が「ウィザードリィ」を通じて当時のパソコンの世界に深入りしていく。ウィザードリィ世界が現実世界に混入してくるあたり楽しい。自分も当時の状況をリアルタイムに経験しているだけに共感する部分も多いので、あったあったと頷く箇所も多かった。すごく面白いわけではないが、隙間時間に読むのには楽しかった。2018/01/06
無謀庵
2
矢野徹氏をリアルタイムで知っているのは、中学生の90年代前半に読んでいたI/Oマガジンに載っていたコラム「電脳酒場」。それとは違うものだけど、近い時代の遠からぬ内容だと思う。「電脳酒場」は当時難しかったけど、今これを読むならだいぶわかるようになった。矢野氏がガンガン興味持ってパソコンに習熟していく様子を通して、80年代、私が知ってるより少しだけ前のパソコン文化を垣間見ることができ、懐かしくて、あの頃の不親切で難しいパソコンの楽しさも思い出される。2016/03/26
prosecco
1
角川文庫作品7,000冊70時間よみほにて、矢野先生とほぼ同時期のちょい遅れくらいで88を入手しトレボナァの迷宮に挑戦したのは自身が中坊の頃だっただろうか、コンプも読んでその後本書の文庫でない版を読んだでいたがこんなにワープロ記事ばっかだったっけかと月日の流れを感じたり。パーティ全員ワードナのアミュレットを装備してスペルの唱えられないグレーターデーモンをムラマサでぎったぎたにしましたねぇ、遠い目で、合掌。2018/12/01
santiago
1
電子書籍。当時を知らない自分には用語のほとんどが意味不明だが、それでも伝わる当時のPCのめんどくささ。本書の中で元気に新製品の開発競争を繰り広げる日本の家電メーカーには「ああ、そういう時代だったのか…」と少し悲しい気持ちにも。2017/06/14
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