内容説明
私を待つ誰かのために、素敵なさよならをしよう。大事なのは、さよならの瞬間ではなく、別れた後のこと。喪失し、ぽっかりと空いてしまった場所をどのように埋めてゆけるか。悲しみを乗り越え、大切なものの一つとして、いつ思い出すことができるか。失恋の思い出は、何物にもかえがたい財産なのだから――人気作詞家として数多くのラブソングを作り続けてきた著者による、究極の恋の美学。その他、嫉妬とのつきあい方、適齢期に揺れる微妙な女心等、切ない恋愛について、自由な発想で綴った恋のエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
8
女房が古本屋から買ってきて読後こっちに回してよこした。自分的には初読みの作家さん。元々は作詞家らしい。女の子の心情なんかを詩に書くんだろうから、この手のエッセイはお手の物なのだろう。春夏秋冬の四章に分かれ、各章の冒頭にその季節にちなんだエッセイが書かれている。しかしま、それ以降はさほど季節には絡んでないけど。内容は極めてナチュラル。サバサバ系というほどでもないけど、それに近い印象。OLから作詞家になっていく過程が少しだけ書かれていて、そこは面白かったかな。可はほどよくあるけど不可は特にないエッセイ集。2023/03/30
ひこうき
0
エッセイ集。でもフィクションもあったみたい。。?2007/04/21