内容説明
アメリカを放浪するジャズ・ピアニスト阿波地明は、西部の田舎町の留置場にいた。その時突然、近郊のドライブ・インでショット・ガン乱射事件が発生。多数の死傷者の中に、13歳の日本人少女がいた。１年後、帰国し歌手としてデビューした少女ユリエの周辺に、そして、ＴＶ視聴者の間に、奇怪な事件が続出する。破滅への序曲か。理由なき大量虐殺と集団自殺が日本列島を蹂躙する。現代の狂気を、鮮烈なイメージと筆力で照射する、戦慄のニュー・オカルト・サスペンス！ 第２回横溝正史賞受賞作。
感想・レビュー
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烟々羅
15
中学生のころに印象を残した読書の一冊。色気や狂気にあふれた伝奇が読みたくて本棚から先週引っ張り出してきた。価値は減じないのだが、あのころのように心が動くことはさすがにないか2015/02/09
