- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
司馬遼太郎の作品は何から読めばいいのか?
長編、短編あわせて67編。テーマは戦国時代から江戸期、明治維新へと多岐にわたり、エッセイや紀行文『街道をゆく』では日本各地のみならず、モンゴル、中国、北米、ヨーロッパへと足を伸ばす。
驚異的な仕事を遺した前人未到の巨人作家、司馬遼太郎。
司馬遼太郎の謦咳に接した担当編集者で、戦史家の著者が、偉大なる作家の秘話をまじえつつ、その豊穣かつ膨大な作品世界への取り組み方を若い世代へ伝授。
日本人が誇るべき共通の財産、司馬作品、格好の読書ガイド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
38
司馬先生の担当でもあった著者が司馬作品を俯瞰し解説されている。後半の坂の上の雲やノモンハン事件に関する記述で涙がチョチョ切れた。編集者ならではの裏話を知れたり、司馬先生の戦争史観なども触れることができ感動。また冒頭の関連書物の爆買いなど噂には聞いていたが、まさしく生きた歴史書。資料を恐ろしい速さで写真を取るように記憶されて行ったとの事。また主要作品の位置づけや概要にも触れ良い本を買ったと感じさせた。まだまだ司馬作品を読みきっていないので今後も勉強していきたい。2016/10/22
金吾
31
本を読む順番は好みの話でありあまり参考になるとは思えませんが、あらすじがわかりやすくまとめており概要を簡単に知ることが出来ます。司馬さんの人間に触れられる部分や昭和日本への想いは印象的でした。2023/11/24
gachi_folk
11
ノモンハン、太平洋戦争への思いが興味深い。やっぱりすごい作家なんだな。『峠』『坂の上の雲』この大好きな作品を読み返そう。そしたら、まだまだ知らない司馬遼太郎に会える気がする。2016/04/21
S.Y
10
司馬遼太郎を学ぼうと読んだ本。竜馬がゆくと燃えよ剣の執筆が同時期ということに驚いた。作者の司馬氏に対する尊敬や敬愛を随所に感じれた。作品年表等は役に立つが、ネタバレにはもう少し気を使って頂きたかった。70点。2016/08/30
よっしー
10
★3 まだ読んでない作品を読みたくなった。次は坂の上の雲かな。2016/06/06