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内容説明
国際宇宙ステーションに集う世界のエリートたちを率いる「船長」に日本人として、またアジア人として初めて就任し、13年11月からの半年に及ぶ宇宙でのミッションを見事果たした若田光一。米露を中心に行われてきた宇宙開発の長い歴史の中でなぜ今、若田が選ばれたのか? 日本人は本当に世界のトップとして通用するのか? リーダーの資質とは何か? NHK取材班が、若田への密着取材を通じ日本人にとっての永遠のテーマに挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たくや
51
宇宙飛行士の訓練の厳しさに唖然。"発言内容が的外れでもいい。間違っても議論の足しになる。むしろ何も言わずに黙っていることが一番無益である"という言葉が思うところがあった矢先だったので強烈に刺さった!お互いの意見を出し合い、問題解決策を探る。それが若田さんの考える「和の心」世界各国の宇宙飛行士と過ごすISSの中での日本人らしいリーダーシップという所に感銘を受けた。どんな訓練でも真面目に謙虚に取り組んで努力することで周りから信頼され「光一となら宇宙に行きたい」と言われる若田さんの姿には習うものがあまりに多い。2019/11/13
hatayan
46
日本人の宇宙飛行士で初めて国際宇宙ステーション(ISS)の船長を務めた若田光一に密着。並み居るプロ集団を率いるために重要な心がけは、部下の言うことにしっかり耳を傾け、チームにとって最もスムーズな仕事の進め方を見いだすこと。若田が目指すのは異なる意見を出し合って最終的にチームとして自然にまとまっていく「和」のリーダーシップ。ミッションに相応しい人員配置を行って、気がついたら仕事が終わっていた、という形を理想とします。 宇宙飛行士のドキュメントが優れたリーダーシップの教科書でもあることを気づかせる一冊です。2020/02/20
kawa
31
2013年、国際宇宙ステーションでの日本人初の船長を務めた若田光一氏を追うNHKテレビのドキュメント番組の模様を書籍化。打ち上げ前の緊急対処訓練の模様あたりが読みどころか。過酷で困難な宇宙滞在の状況も初知り。氏の「和」の精神に基ずくリーダー・シップが描かれるのだが、他の外国人のそれとの違いをもう少し対照的に説明していただくと、なお良かったと思う。2026/03/27
7a
12
緊急性も優先度もトップクラスのミッションが分刻み、少しのミスが命の危機につながるそれらをバックグラウンドの異なるメンバーとこなさなくてはいけない。逃げ場のない閉塞感は文字で見る以上に相当なストレスを強いることだろう。日本人初のISS船長となった若田光一氏のリーダーシップについて掘り下げた本。特にISSモックで行われた緊急対応試験の描写が面白く学ぶところが多い。忌憚なく意見を言い合える環境、問題を人ではなく出来事にフォーカスして議論しているのも巧みだったし、ミスをしても次はどうするかとすぐに切り替える。2019/06/20
もえたく
11
『ドキュメント宇宙飛行士選抜試験』の続編。子供時代、サラリーマン時代と決してリーダーシップをとるタイプではなかった若田光一宇宙飛行士が、いかにして国際宇宙ステーションのコマンダー(船長)の資質を備えるようになったか。「昨日より今日、今日より明日と、やれることを増やすように努力」「日本人にもともとある非常に高い調整能力 和の力」「怒りを的確に表す」など大変参考になります。また、油井宇宙飛行士がコマンダーになることを期待され採用されているのを知り、楽しみが増えました。2016/02/24
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