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内容説明
日本史の悲劇的な英雄にまつわる「不死伝説」。それは戦国武将の中で屈指の人気を誇る真田幸村についても、数々の伝説が残されている。絶望的な劣勢の大坂の陣で、天下人・家康を“あわや討死寸前”まで一度は追い詰めた幸村。ところが、疲労困憊の末のあっけない最期に、「幸村の首実検で用いられたのは“偽首”では?」という噂が絶えなかった。本書は、大坂の陣後に九州・四国・本州など日本各地に残された、幸村とその周辺人物(真田大助、豊臣秀頼・国松、淀殿、後藤又兵衛、明石全登、木村重成、長宗我部盛親……)たちの生存説の謎を追う。「埋葬場所が不明な幸村の首」「『真田の抜け穴』は三つあった?」「真田家の足軽がみた岩窟に棲む翁」「安房の山中に残る不死伝説」「大助が島原の乱で一揆方に加わった?」「秀頼生存説に対する江戸幕府の対応」など、大坂の陣の真の結末に迫る一冊。戦国最後の英雄はどこへ消えたのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
16
△真田幸村、大助、豊臣秀頼が大坂の陣以降も生きていた説や徳川家康が大坂の陣で討ち死にしていた説を集めており、週刊誌を読むようでした。文章が私には合わなかったためか話が解りにくかったです。2021/11/07
maito/まいと
13
よくよく考えてみれば、なんでこんなに痕跡が残っているの?と突っ込まなければいけないのだけれど、それだけ生きていてほしい、という願望が満ちあふれていたのかなあ。タイトルにある幸村だけではなく、秀頼や真田大助にも不死の伝説が数多く残っていることが紹介されており、真偽はともかく、かなり興味深い。また家康が大坂の陣で討ち死にした、という話も紹介されていて、意外とバカにならない説得力がある。歴史が覆るほどの話ではないのは、不死伝説が真実であっても、歴史が変わることがないのをみんなが知っているからなんだけどね。2016/02/29
exman
3
2016年を見ていたのもあって、つい手に取ってしまった。日本全国に、幸村の「生きていた」伝説があったことに驚き。ただ、DNA鑑定できないので、どれがほんとなのかはっきり分からないが、素人目の感覚だとUFOとかUMAとかの感覚で面白かった。各地の踊りや産業にその名残があったりするのが興味深い。2016/04/08
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