内容説明
「真田丸」の時代を生きた盛親の刑死から四百年――
大坂の陣で歴史から消えた長宗我部家。しかし、からくも命脈を保ち、大政奉還によって甦る。「血のドラマ」を描く一大叙事詩。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウィズ
11
著者がご先祖様である長宗我部盛親を最終的に許せた事が良かった。2016/03/28
BIN
4
前著「長宗我部」の盛親以降をより詳しめに書かれた作品。長宗我部だけでなくその家臣たちの関ヶ原以降でのエピソードにも触れられている(伊達騒動の柴田外記は母が元親の娘や久武のことなど)。盛親の正室(盛親の姪)の関ヶ原後の話とかそう言えばという話もある。司馬遼太郎「夏草の賦」で「大阪夏の陣の結果、長宗我部は歴史から消えた」というのを読んでショックを受けたというのはそりゃそうだと言っちゃ悪いがちょっと笑いました。盛親の評価はなかなか難しいところです。2017/02/18
RN
1
長宗我部家の末裔の方の著書 盛親以後の事が書かれているが、振り幅が広く、仙台藩の伊達騒動、徐福伝説、幕末の土佐藩など、多岐に渡ってよく調べてある。もちろん末裔の方なので、長宗我部家寄りの記述になる部分が多い。2020/04/12
shonborism
1
盛親以降。2016/01/25