集英社文庫<br> 勝手に! 文庫解説

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集英社文庫
勝手に! 文庫解説

  • 著者名:北上次郎【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 集英社(2016/02発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 125pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087453652

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内容説明

無類の小説好きの北上次郎が、出版社からの依頼もないのに、勝手に文庫解説を書いちゃった!? おもしろい! と思った作品は、書評家ならばどうしても解説を書きたいものなのだ……。ハードボイルドから、ミステリーそして家族小説にSFなど、本当におすすめしたい日本の小説12本と海外の小説16本に2本を加えた厳選30本!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

124
文庫解説を頼まれもしないので自分で書いてしまったものを集めたものがこの本です。全30冊についての書評というよりは自分の思い入れを書いている気がします。私は大沢さんと北方さん、海老沢さんの本しか読んだことはなく特に海外の作家では面白そうなものがありそうなのでまた読みたい本が増えてしまいました。2015/11/06

海猫

123
惚れ込んだ本の書評集なので熱量が凄い。元の本を書いた著者以上に作品愛がある。私が読んだ作品も扱っているのでうんうんとも思うし、時になんもそこまで、とも感じる。単純に書評本として内容が濃いし良い本と思います。とにかくマーク・グリーニー作品がとりあえず読みたくなりました。2015/10/27

Tetchy

106
収録作品のほとんどがあまり知られていない作品だ。しかしそれらの作品について語る北上氏の書評が実に愛に満ちており絶賛称賛の嵐だ。まあ、自身が解説を書きたかった作品だから当たり前なのだろうが、やはりこういう解説は読んでいて気持ちがいい。そして惜しくも出版の海に沈んでしまった隠された名作を再発掘するのがこの企画のもう一つの、いや本来の意図だと気付かされる。企画物と軽々しく読むことなかれ。本書は時代に埋もれ去ってしまった作品たちへの餞の言葉である。ちょっと大袈裟だがそれだけの賛辞を与えていいガイドブックであった。2017/03/19

ナミのママ

62
『ミステリマガジン』2012年1月号からの連載、日本篇12冊、翻訳篇18冊+書き下ろし2冊の文庫解説。仕事として受けたものでなく、タイトルとおり、勝手に自分の好きな作品を解説しているのがミソ。熱い、そしてマニアック。独特の文章に引き込まれ、ついつい読みたくなってしまうが、翻訳作品は、絶版本が多く残念。巻末には書評家4人(池上冬樹・大森望・杉江松恋・北上次郎)の座談会も収録。文庫解説のお仕事談義、そうだったのかーと面白かった。2023/04/08

マムみかん(*ほぼ一言感想*)

37
楽しかった~! 「文庫解説大好き」、「北上次郎さんの書評はツボ」な人間なので、とっても読み応えありました!! 依頼されたものではなく、自分の好きな作品の解説を「勝手に!」書いているから、いつにも増して力が入っていますね。 メインの作品以外にも、その作者の他作品や傾向の似た他者の作品にも話が及ぶ親切設計。 またまた読みたい本が芋づる式に増殖…(笑)。 一番読んでみたくなったのは、『心を覗くスパイたち』(ハーバート・バークホルツ)三部作です☆2015/09/24

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