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内容説明
セ弱パ強、シーズン途中の監督解任、
オーナーの現場介入、選手兼任監督、
プレミア12準決勝敗退……。
問題や課題の多い今のプロ野球界に言えることは、
監督の人材不足である。
そもそも監督を育てるような環境が整っておらず、
負けが込むと安易に監督を変えるようでは、
いつまでたっても強いチーム作りは行えない。
このような「監督受難」の時代に
監督として必要な資質を、
南海、ヤクルト、阪神、楽天など
数々の球団で監督としての実績を築き、
勝負と人間の機微を熟知した智将・野村克也が語る。
◎負けてはいけない試合で、小久保監督の采配のまずさが露呈した
◎谷繁元信がプレイングマネージャーとして通用しなかった理由
◎サングラスをかけて指揮を執る監督にモノ申す
◎組織の力量は、リーダーの力量以上にはならない
◎試合で奇襲ばかり考えている監督はヘボである
◎球団は優秀な選手の獲得よりも、監督の質の向上に努めよ
◎指導者として松井には期待するが、イチローには期待しない
◎金本の責任感の強さを、阪神の選手に植えつけてほしい
ほか
<著者コメント>
2016年、本物の野球を期待してます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッちゃま
19
2016シーズンを前に、侍ジャパン、NPB12球団の監督をノムさんが斬る。読んでる今だとその後の結果も知ってる訳だから「さすが」と思う部分や「其処は期待通りにゃいかなかったなぁ」なんて結果も有ったりと読んでて楽しめました。ノムさんが仕えた監督、ノムさんが理想とする監督像、そして未来の監督候補者についても触れています。確かに昔と違いダメだと直ぐに首になったり、監督を育てるといった部分も必要なんでしょう。現役時代から、そういった教育もしていかねば候補者すら居なくなる。さあ〜今年はどの監督が胴上げされるのかな?2020/05/09
Kaz
10
もうノムさんの時代とは、監督も捕手も野球も違うものになったんだなって思う。捕手論になると、特にそれを感じる。2020/06/23
ペカソ・チャルマンチャイ
10
久々のノムさん本。内容は、悪い意味ではなく予想範囲内。いつも通り、重複する部分が多く、自分に好意的な人には高評価で、そうでない人には辛口な評価となっている。内容について、全て鵜呑みにするのではなく、読む人が自分で判断した方がいい。2016/08/29
as
10
人物に対する好き嫌いがハッキリしており、それがブレない所が氏らしいと感じました。名参謀(コーチ)名監督ならずは、他のあらゆる組織論にも通ずる所がありますし、プレイングマネージャーの難しさや、規律統制の大切さは納得です。2016/04/23
Kaz
9
「人間教育のできる監督」・・・我々の業界でも同じ。技術論だけでなく、社会人として、人間として伝えていける上司を目指さないといけない。2018/01/15