スタンフォード物理学再入門 量子力学

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スタンフォード物理学再入門 量子力学

  • ISBN:9784822285425

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内容説明

ひも理論の先駆者で、ホーキング博士との「ブラックホール論争」で有名なサスキンド教授による、美しい量子力学の解説。
「社会人向けの講座をもとにしていることから、非専門家を対象とした読み物かと思って手にすると、予想外の手強さに面食らうかもしれません。
内容は決して平易なものではありません。むしろ、量子力学をまったく学んだことがない人にとっては、難しい本に違いありません。
(中略)量子力学の一般的な教科書を読むことに比べれば、概念の説明に十分な紙面を割き、シュレディンガー方程式を解く数学的技法に固執しないという点で、読破するのに長い時間はかかりません。」(訳者あとがきより)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

10
力学編に続き2巻目は量子力学。通常の教科書とは違い、シュレディンガー方程式に入る前に、ブラケットベクトルに演算子を作用させて計算することから始まり、ひたすら数学という感じで、終盤近くにならないと量子力学という感じがしない。量子力学らしい効果(トンネル効果とか)については触れられていない(見落としてなければ)。2018/08/17

がくちゃびん

5
力学編の読了から一ヶ月半かけてようやく量子力学編を読了。力学編の内容は概ね学生時代に習ったことの復習となるためにサクサク読み進めることができたけど、今回の量子力学は初めて習う内容が目白押しだったので非常に手こずりました。それでもケットベクトルやハミルトニアンの演算子としての考え方などのエッセンスを学べたのはとても大きかったです。次の相対論編の発売が待ち遠しい!2017/04/10

御光堂

4
前編『力学』に引き続き読んでみた。とりあえず概略をつかむため細かい計算を自分で追わないでざっと読んだ。量子力学の本というとシュレディンガー方程式の解き方を述べたようなものもあるが、これはそれより、ブラケット記法を使い演算子中心に量子力学の数学的な原理を主に記述してある印象。生成消滅演算子が計算上の便宜的なものなのか本質的なものなのかはよく分らなかった。ちゃんと計算を追いながら精読の必要あり。2018/03/02

ピリカ・ラザンギ

3
手を動かさずに読んだのでなるほどわからん(手を動かせばわかるとは言ってない)という風になったが、読むだけでも大変。量子絡み合いとそれぞれのスピンの積状態など古典力学(直感的)では無理なやつを数式と操作でゴリっとやり、そして古典力学が近似しているものを波動関数や確率密度でやっていく(っぽい)2017/11/08

suudon0014

0
量子力学は古典力学とどこが同じもしくは類似していて、どこが根本的に異なるかを丁寧に説明している点が非常に分かりやすかった。 前提知識としては同シリーズの力学の内容と、大学レベルの行列演算の基礎的なものがあれば十分だと感じた。2025/05/09

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