内容説明
仕事先で人助けをした拍子に、階段から転げ落ちたスポーツトレーナーの秋津翔太。気づくと彼は、まるで中世西洋のような異世界に倒れ伏していた。翔太はそこで、拾ってくれた美人姉妹を皮切りに、現代で培ったトレーナーの知識と技術で、次々と異世界の住人たちの問題を解決していくのだった！ 爽快系スキル無双ファンタジー、堂々開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
22
フィットネスクラブのトレーナーが異世界に落っこちた。彼を助けてくれたのは、転職のストレスで一気に太ってしまった姉と、マラソン大会で優勝して賞金を手にしたい妹。主人公は二人の宿屋に腰を落ち着け、姉妹の手助けをする。姉へのダイエット指導も、妹のフォームへの助言も、具体的でマネしやすく効果がありそうなうえ、物語のジャマをしない絶妙な加減で描写されていて、おもしろ興味深く読みました。相手に対する態度や話題の選び方なんかは、わたしにも参考になりました。続きがあると嬉しいですが、ハナシは広がるのかな。ちょっと期待。2016/02/29
真白優樹
10
異世界に転移したトレーナーの青年が異世界の人達の問題を解決していく物語。―――身体や運動のお悩みはトレーナーに相談しましょう。物語としては特殊な技能も神から授けられたものもなく、ただ自分が身に着けた技能や知識で異世界の人達の問題を解決していくどこかほのぼのとした異世界お仕事譚である。主人公の人間性が中々に好男子であり、異世界に転移してほぼすぐに状況を受け入れ自分にできることをしていき異世界の人達に受け入れられていく、というのがそこらの主人公では出来そうもなく中々に面白いと思う。 次巻も楽しみである。2016/02/02
まろさん
5
主人公に対する読み手(私)の評価と作品内人物からの評価に差が有りすぎて読むのが苦痛でした。 ラノベだから仕方ないかもしれませんが聞き齧っただけの知識と、マスクしろ、運動しろ、歩き方変えろ。実質これだけで周りの評価はうなぎ登りで凄い凄いと王族にまで絶賛されるレベル。的確に治療する医者が居るのに体の仕組みについて誰も知らない矛盾から始まり、演技どうこうより弓矢で王妃を射たせて王子に剣で弾かせるというガバガバ過ぎるシナリオなど最後まで受け入れられませんでした。締めの「俺は異世界トレーナーだ(ドヤァ)」でトドメ。2016/06/08
ラノベの王女様
5
「読める！HJ文庫」でタダ読み。表紙のアンジェリカが可愛いぐらいで、ストーリーは平凡だし、モノクロイラストはお世辞にもクオリティが高いと言えないレベル。2016/06/04
1_k
5
半分まで。よくある異世界転生俺tsueeeものにトレーナーをあわせてきた作品だが、異世界にいっても普通にマラソンをするだけなのはいかがなものか？ たとえば、アウトブレイクカンパニーの異世界サッカーのように普通のマラソンのつもりでいたら……という意外性が出せるからこその異世界設定なのではないか。常識は壊すためにある。それ以外の日常パートや小道具も異世界らしさが薄かった。2016/02/28
