内容説明
型システムとは、プログラミング言語の安全性や効率を高めるうえで重要な理論・手法です。本書は、その型システムについて基礎的な話題を網羅し、実装例を交えて丁寧に解説したThe MIT Press発行の解説書“Types And Programming Languages”(TAPL)を翻訳したものです。言語設計者や学生だけでなく、静的型付言語を深く理解して活用したいプログラマーにとっても貴重な情報となっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
4
読み始めました。 読書記録を取り始めました。 http://bit.ly/106mL2c プログラマの視点で、何がどう役立つかを考えながら読んでいます。 訳者の住井英二郎が作ったMinCamlをMacintoshで動かそうとしながら読んでいます。ご意見、ご指摘をお願いします。 ps. Software Foundationの輪講には参加していますhttp://proofcafe.org/sf/ ps2. 某TH大学の某U先生が、歴史的な流れ、必要なことについての記述の不十分性を指摘されている2013/04/10
ますみ
3
最初どんどん進めていったら、3部で証明を追うのが辛くなり部分型付けを終えて挫折した。読み直しが必要。2016/01/30
Q
2
HaskellやOCamlなど主に関数型言語の型推論の詳説本。自作言語を作りたくなって手に取った。本書ではラムダ計算の評価を基礎としているため、自分が作りたい低レイヤー向けの言語に求められる表現と一致しないのではないかと感じた。C++のautoのように型が一意に決まらないのは困るが、項に対する型が一意に推論できれば自分にとっては健全な型システムとして感じられるのではないかと思った。2021/07/13
パスベルス
2
いろいろな型システムについて一通りまとまっている本。静的型付きプログラミング言語の言語処理系をつくりたいなら必読かも。たとえば、「型推論ってどうやって実装するのか知りたい」と思うのなら読むといいと思います。ただ、数学とか苦手なプログラマがこの本をいきなり読んで理解するのは難しいかも。2013/07/22
Kazuyuki Koishikawa
2
俺には難し過ぎた。2013/10/29