内容説明
身長160cm。色黒。前科三犯。父親は日本生まれのやくざ、母親はフランス国籍の四流歌手。かつて行動力のある美人のワルとして名を馳せたお婆は、自分の死に場所を見つけるための旅に出る。唄歌いの若者とのふれあい、人の良い老人との出会い、タップダンスを踊る不良大学生グループ、変な子ども。道中で様々な人と関わるも、マイペースを貫くお婆の姿に、生きる強さを感じさせられる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
19
この本を読むために「旅の重さ」再読。90越えの老婆が四国を旅をする話。市の図書館にないので県立図書館から借りた。字も大きく作者も年を重ねていた。旅の重さと同じように旅をしていく人々と出会う行きつく先は冥土なのかな。人生と同じだね2020/07/03
コキア
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死に場所を求めて旅に出た体の丈夫でパンチのきいた90過ぎのお婆! がしかし道中、ギター弾きの若者と出会ったり、タップを踊ったり、 サプリメントをもらったり、刑務所での仲間に会ったり、予期せぬ場面ばかりに直面してる。 一寸先に何が起こるかわからないのが人生。 今更なにをおたおたすることがあるのか。すべてを受け入れ、すべてを消化し、すべてを納得して、すべてをなるがままにまかせよう。 (★★★☆☆)2016/01/11