内容説明
SF小説、SF映画、テレビの怪獣もの(ヒーローもの)、マンガ、アニメには、未来に実現するという触れ込みの素晴らしいテクノロジーが出てきます。1950年代以降生まれの人々は、このような夢の「未来マシン」の洗礼を受けています。何十年か経った現在、周りを見回すと、いくつかは実現したものの、多くは空想のままです。
このような皆の頭に染みついた憧れの「未来マシン」関連の技術・開発は、現在にどのような位置にあるのか。そして、実現までのハードル、可能性や意外な盲点、不可能な点などについて深く追求、紹介していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
人が想像したものであれば、その多くは実現可能である。実際に、同等以上の能力を持つ機械がすでに作られているものもある。現在はまだ実現していないものであっても、それを実現するために着実に研究が進められている。ただし、技術的に実現することと、それがだれでも手に入る価格とすることには非常に大きな差がある。2013/09/19
がぉ@春待人
3
エアカー、超音速飛行機、腕時計型通信機、自動調理機、ロボット それぞれの、未来予想と、現実での製品。 予想外に進んだものがあれば、いつの間にか消滅の危機に陥っているものも・・・ まぁ、そんなもんですわねって所ですが、作者は飛行機が好きなんですかね? エアカー(中身は飛行機の話)と超音速飛行機で2/3を占めてます。 このあたりのメジャーどころではなく、もっといろいろな物を取り上げて欲しかったところ。2016/07/14
yyrn
1
昭和の時代に未来を語るとき、必ずといってもイイほど登場した、車輪のないエアカーやマッハ5の超々音速機、ウルトラセブンにも登場した腕時計型通信機、自動調理器、ロボットなどについて、それがどこまで実現し、実現できていないか、またその理由は?を科学技術ジャーナリストの作者が子どものころに憧れた思いとともに読み物として分かりやすく綴った本。私にはとても面白かった。 2013/10/05
takao
0
ふむ2017/09/30
satto
0
発行が4年前なのでちょい古めだが、スマホが出始めた頃なので、通信技術への言及はあり。らくらくスマホの予言は当たってたね。エアカーのイメージは個人的にはデロリアンのイメージが強いので、ホバークラフトはコレジャナイ感。自動運転には言及なし。自動調理器はレトルト食品+電子レンジのアイデアが挙げられてたけど、今なら3Dプリンタで作った人口肉とかが出てきてるんで、4年でも随分未来に来てるんだなあと感じる。2016/04/06