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内容説明
本書は、技術者倫理、リスクマネジメントの教科書であるとともに、事故の発生について深い洞察を加えた啓蒙書です。技術者倫理・リスクマネジメントを学ぶ書籍の中でも、事故・事例などを取り上げ、その対処について具体的に展開するかたちをとっているユニークなものとなっています。
原発事故、スペースシャトル爆発、化学プラントの火災などを事例として取り上げ、事故を未然に防ぐこと、起きた事故を最小の被害に防ぐことなど、リスクマネジメント全体への興味が高まっている中、それらに応える魅力的な本となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
18
図書館本。技術士勉強向けに読了。技術者倫理を今一度学ぶべく読了。重い内容も含めて、常に意識せねばです。2022/11/11
kida
3
技術者の在り方について再考できました。2017/06/30
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
技術士による技術倫理書。 有機過酸化物によるメタノール蒸留塔爆発事故 福島第一原子力発電所の事故 スペースシャトルチャレンジャー号 シティーコープビルの強度補強 原子力発電所後発配管破裂事故 牛海綿状能症(BSE) 集団食中毒 JCO臨海事故 JR西日本福知山線脱線事故 医療事故 カビ取り剤 シュレッダー事故 自動回転ドア事故 シンドラー社エレベータ事故 三菱自動車リコール事件 パロマ工業瞬間湯沸かし器事故 食品不祥事 などなど、事件、事故について、詳しく、丁寧に調べている。 リスク管理に焦点をあてよ2012/10/12
Akira @地球出身
1
チャレンジャー号事故の背景を知るために読了。技術者としてリスクにどう対処すべきか、事例を用いて分析している。特に「逸脱の正常化」という概念は、新たな視点を与えてくれた。問題を起こさないように枠組(ルール)を決めたはずなのに、しばしば小さな問題を許容する内に、本来なら例外の事象が許容範囲に入り、枠組が拡大してしまう。そうなると罪悪感なしにリスクを重ねてしまう。問題は最初に起きた時にどう対処するかが重要。最近いろんな大手企業の不祥事が目立っており、これも例外の許容を積み重ねてきた結果のように思う。2015/06/15
あーりーばーど
0
付箋数:412012/06/30