内容説明
電子書籍への注目が高まってきている。各社から新たな電子書籍端末の開発が発表され、統合的な販売サービスの開始も発表されている。各種団体による電子書籍規格の統一や契約に関する研究も始まっている。
「電子書籍」を扱った本は多く発行されているが、各社動向、市場予測などを中心としたビジネス書である。この本は、このような既刊書とは一線を画し、電子書籍時代に必要となる技術、生き残るための技術について紹介し、進むべき方向をを示すものとなる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
30
数人若しくはわずか1人で 電子書籍の出版を行っている会社が、 あることは、新鮮な驚きでした。 The Pragmatic Bookshelf→社員数人 株式会社達人出版会→社員は社長1人のみ 個人的には「書籍に満たない書籍」のような 「ニッチ」な分野を電子書籍化することについては、 小が大に伍していくことが、できるように思います。 小さなアリが巨象に立ち向かう世界2012/10/30
poefan
3
事実を整理したまとめ。電子書籍の技術というべき。「生き残る」の部分に期待しすぎた。2011/01/06
たれにゃんこ
2
データの流れやフォーマットについてなど,わたしのような素人にもわかりやすく書いてあったのでよかった。2012/08/26
saku_taka
2
ソフトウェアに詳しくない人でも理解できるので,普通の編集者には非常に参考になる。実際の電子書籍事業展開の中で生じる細かいことはその問題ごとに処理しないといけないが,まず大枠を理解するのには有用。2011/02/01
konomichi
2
電子書籍の分野に、ソフトウェアエンジニアリングで培われた数々の技術を持ち込め、という趣旨の本。この視点で電子書籍を語ってるのは珍しいのだが、ソフトウエアエンジニアとしては、目新しさに欠ける。電子書籍な人がソフトウェア技術を応用して、って考えた時に参考にするべき本。ソフト屋は読まなくてもいい。2010/12/26