内容説明
「いい酒、いい人、いい肴」をたよりに居酒屋を探した八戸、期待はずれの民宿に愕然とした雨と強風の城ヶ島、散歩気分で野鳥を追った七国山――。旅はときに満足、ときにウンザリ、しかしそこには心を新鮮にしてくれる風景がある。目的のない旅は、心の自由をもとめる旅。からっぽになった頭が美しい自然に陶酔し、つらつら飲む酒が快く体にしみこんでいく。海、山、街からの四季折々の旅の便り。ほのかな旅情をさそう旅エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カンパネルラ
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エッセイとか紀行文とか小説とかごちゃまぜ。なんとなく、いまいち謙虚な所がなかったり、小説も恋愛が私小説的で好きになれない感じもするが面白い。あちことの雑誌から集めたものではあり、タイトルのようには絵があるわけではない。 2009/02/03
タツキ
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しばらくご無沙汰な人から絵はがきが届いた。ずいぶん会ってないけど元気なんだな。一度なにか持ってお礼にいかなきゃ。なーんて体験はありませんね。沢野さんのこと全然知らないけど性格は少しガサツなのかな。でもとってもロマンチスト。浮き世離れしたとこあるせいか、もっと売れていいんだろうけど今のポジションで満足してるのかな。好きなこと好きと言ったり、時々好きなことでも嫌いと言ってみたりわからないところもあるね。あと脈絡なく急に恋の話し始めるとか。そんなツンデレなオヤジの思いを綴ってます2012/05/22
sawa
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☆☆☆2010/05/15
まめふじ
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年末図書館に行く余裕もなく迎えた本年、活字に飢え実家の本棚を漁っていたら沢野さん発見。 先日読了したからとスルーしたものの、なんだか気になり再読。年始一冊めは不思議な魅力に溢れる沢野さんでスタートです。 山の話は当然面白いんだけど、何度読んでもフワフワした気持ちになる恋の行方を熱心に読み返してしまった。 沢野さんてモテる男だよなぁ。2021/01/01
まめふじ
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ヨーコさんが天才だと言った沢野ひとしさんの本、初読了。ゆるゆるしてて、なんだか暖かくって、同じ項でも何度も読み返してしまう本。2020/07/25