内容説明
わずかな油断や予想外のアクシデントなど、さまざまな理由で人は挫折を経験する。そんなとき、誰しも「もうおしまいだ」と、心が折れそうになるだろう。けれど、どんなときにも必ず光明はある。希望を捨てなければ――。 この物語の主人公は、いずれは日本を代表するバドミントン選手になると将来を嘱望された少年。しかし彼は、ある事故によって、スポーツ選手として致命的なケガを負ってしまう。誰もが絶望する中、彼自身は諦めなかった。 少年は奇跡を追って、再び走り出す。もう一度、空高く翔ぶために。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
38
ケガでエースの座を降りたバドミントン選手・翼。彼は高校で比類ない速さのスマッシュを放つ少年と出会う。行き届いた感じで、面白かったが、少し文章に硬さも感じた。でも、彼らが勝ち上がってゆく様子を見てみたいと思った。続編に期待。2016/03/15
よっち
22
将来を嘱望されながら致命的な怪我を負い、それでも諦めずにバトミントン部に入部した高校生・翼が、ふとしたきっかけで凄まじいスマッシュを持つ不器用な少年・千波矢と出会い、ダブルスを組んで再び走りだす物語。ハンデを負いながらも再び這い上がってきた翼が出会った、何を考えているのかよく分からないスマッシュだけの千波矢。最初一方的な関係だった二人がそれぞれの葛藤を知って対等になり、熱かったライバルたちとの戦いの中で喜びを分かち合うようになってゆく姿にとても心を揺さぶられました。是非続編を期待したい注目の青春小説です。2016/02/08
けい
10
面白かった〜。サクッと読了。青春小説。インターハイ編も読みたい。2016/01/20
たにやん
9
バドミントンが題材。将来を嘱望された一人の少年が致命的なケガを負う。回りの皆が諦めてしまった中、全て乗り越えた彼がもう一度羽ばたくまでの物語。良質なスポーツ青春物。決勝戦の試合描写、心理描写には読んでいてつい熱くなってしまった。2016/01/06
LLR
7
新年1冊目。あっさりとしたものがいいなと思って選んだメディアワークス文庫の新刊。挫折を味わってなお、自分の可能性を諦められなかった少年の話。バドミントンを続ける理由に対する考え方の変化が彼の成長をうまく表現していたと思う。2016/01/04
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