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内容説明
地震には必ず、前触れがある!すでに、ここまではわかっている!日本は1100年ぶりの地震・火山活動期に入った。この列島にいる限り、大地震が避けられないのは常識なのだ。では、それをいかに早く、正確に予測するか。東日本大震災は想定外であったとされるが、はたしてそうか。予知研究の専門家である著者はその見解に反対であり、研究体制の不備が招いた惨事であるとした。地震の予知はどこまで進み、あとどれほどの時間で達成されるのか。科学的なアプローチに加え、動物、地下水、電気関係にまつわる前兆現象についても徹底検証。日本人が地震を恐れなくなる日は近い!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuko2
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民間研究機関の情報を、有益な情報として判断するメディアリテラシーが必要であることが判る。著者自身の研究発表だけに偏らない内容に好感を持った。そもそも「地震現象は複雑なので基礎研究重視」であるため、日本では気象庁の一部門が地震や火山監視を行っているに過ぎず、地震予測を目的とした専門省庁が存在しないという著者の指摘には驚いた。2017/07/11
こばこ
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借りてさらっと読み。前兆現象や関連すると思われるデータによる地震予知(ここでは科学的なものと捉えてほしいと、「予測」といいかえている)については、あくまで科学的にそれを取り扱ったうえで、可能性を検討しようという姿勢が貫かれていて、好感。いわゆる地震予知を取り扱っているものには、(特に統計)科学的な姿勢を持たず、我田引水的な「できる」という信念に囚われているものが多い中で、そうでないだけでも一定の価値はあると思う。2017/04/17
みみりん
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地震予知ということ、前兆現象を科学的に説明している。とてもわかりやすい。2016/05/24