岩波ジュニア新書<br> しあわせに働ける社会へ

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岩波ジュニア新書
しあわせに働ける社会へ

  • 著者名:竹信三恵子
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 岩波書店(2016/01発売)
  • 立春までもう少し!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005007158

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内容説明

長引く不況の影響を受け,若者たちの就職が厳しさを増す一方で,働き口があっても過酷な労働に心身の健康を損ねて退職を余儀なくされる者もいる.誰もがしあわせに働ける社会にするために,必要な労働政策や制度とは何か? 働く者に必要な知識や知恵とは? 多くの労働現場を取材してきた著者が,様々な事例をもとに提言する.

目次

目  次
   はじめに

 第1章 就職難は若者のせいなのか
   それは「ぜいたく」なのか/それは「スキル」のせいなのか/それは「えり好み」のせいなのか/それは「覇気のなさ」のせいなのか/労働の手すりが腐食した/手すりが腐ったわけ/ 「新時代の<KOKAGIB/>日本的経営<KOKAGIE/>」構想/ 「自己責任」主義の限界
 第2章 正社員、大手企業なら安心なのか
   会社は「働く」の足がかりにすぎない/ 「社畜」といわれた人びと/フリーター人気/名ばかり正社員の広がり/中心的正社員にもリスク/ 「多様な正社員」で大丈夫か/中小企業の再評価を
 第3章 まともな働き方をさぐる
    「前期ロスジェネ」からの出発/ブラック企業の連続/ 「派遣切り」がやってきた/介護労働と「便利屋」にかけた夢/労働相談への関心/サブカルチャーに支えられ/キャバクラ労組の登場/反貧困のたすけあいネット/人間関係で食べていく/長時間労働を押し返す/大人の支え
 第4章 落とし穴に備える自分づくり
   落とし穴を知っている人、知らない人/働くことの楽しさと苦しさ/労働教育とキャリア教育の両輪を/雪玉型とリセット型/雪玉の核をどうつくるか/自分史年表を書いてみる/方向を定め直す/未来年表で歩き出す方向を考える/時間を生み出すための二四時間手帳/負け癖から抜け出す/自立とは人に助けを求められる力
 第5章 しあわせに働ける仕組みづくり
   それは偉い人が考えればいいこと?/過労死を防ぐ労働時間制度/なぜ長時間労働が騒ぎにならないのか/安定雇用をつくり出す/労働権と派遣法/賃金差別を防ぐ仕組みづくり/安全ネットをつくる/だれが仕組みを変えるのか
   参考文献
   おわりに
   労働相談窓口一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

10
今年の岩波ジュニア新書の中でもベスト候補。労働問題に携わり、貧困ジャーナリズム大賞を受賞した著者が就職難やブラック企業問題、人としての働きかたについて現状と概観、対策と未来への希望を語っている。ありとあらゆるまともな労働を探る道が腐蝕している今、若い世代が立ち上がるための知識と熱意を優しさの溢れた文章で伝える、理想の新書とも言える構成。実際に立ち上がった人々の模索もルポされていて、勇気と余裕を与えてくれる正しい意味での啓蒙書となっている。親御さんもこういう本を読ませてあげてほしい2012/12/26

Mc6ρ助

9
再読、内容をすっかり失念していた。最後のまとめからだけでも以下の労働政策が出てくる。名著、人すべからく敬聴すべし。EUのような基本無期限雇用(非正規手当もマネしたい)。ピンハネ天国でない仕事につながる職業訓練。給付型奨学金。次の仕事が普通に探せる短くない失業保険。個人的意見だが加えて短時間労働への雇用・健康保険の完全適用も加えてほしい(積立は雇用主だけでフルタイムの労使分の額をなんてね)。労働者や中小企業に正当な報酬を支払うことを怠けてはいけない。次の世代に真っ当な機会を与えなければいけない。2023/07/03

1.3manen

6
ヤングコーナーより拝借。いいタイトルだ。構造的に非正規に回されていくという労働市場にこそ切り込まないと、いつまでたっても、人口減少子高齢社会に歯止めはかからないと実感される。ワーキングプア増加も歯止めがかからない。アベノミクスはどう対策を講じるか。見えてこない。昨日の大阪の母子餓死発見の話は、DVが原因とのこと。収入が途絶えるといのちを奪われる恐ろしい先進国日本なのだ。賃金相応の無責任労働が懸念される。行政は苦境を伝えてくれないと・・・と指摘したが、腹立たしかった。いのちを守れない先進国はその名に値せず。2013/05/28

Nobuko Hashimoto

6
おすすめです。著者も主張されているように、「キャリア教育」だけではなく、「労働教育」も充実させる必要があると思います。人間らしく、尊厳を保って、充実感をもって働けるよう、社会動向、働く人の権利を守る法・制度、泣き寝入りしないための心構えや防衛策をわかりやすく伝える場、機会がもっと必要だと思います。2013/05/22

aoyami

6
雇われる身でも、労働者は声を高く上げる権利を持っているということと、雇用される以外でしあわせに働く方法、明日の食べ物に困った場合の対処法、そしてよりよい労働環境のための法整備についてなど、労働者リテラシーが網羅されていた。これらがもっと一般的な価値観になって欲しいと強く思ったのと、まず自分の中の「負け癖」を見つめて、正していかねばと思えた。2012/07/19

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