朝日文庫<br> 書物奉行、江戸を奔る! 新井白石の秘文書

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朝日文庫
書物奉行、江戸を奔る! 新井白石の秘文書

  • 著者名:福原俊彦【著者】
  • 価格 ¥760(本体¥691)
  • 朝日新聞出版(2015/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022647832

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内容説明

若き旗本の篠山辰之丞は、徳川幕府が所蔵している、膨大な書物の管理や補修をする書物奉行。しかしそれは表向きの役目。辰之丞は書物で得た知識と剣の腕を買われて、田沼意次の密偵として、意次を追い落とさんと陰謀をめぐらせる者たちに立ち向かう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀧ながれ

23
江戸城に所蔵される書物の管理を行う「書物奉行」に任ぜられた旗本の主人公が、何者かが狙う新井白石の隠し文書の真相を探る。…「新井白石の『西洋紀聞』」に聞き覚えがあって、うっかりそれに気をとられてしまった。新井白石をもっと語ってほしかったー、という妙な読後感、ごめんなさい。ええと、学者ばかなところがある主人公の、素直でまっすぐで、しばらく黙れバカ!な感じに好感が持てます。続編が出るとしたら、何(誰)の文書に挑むのかな、楽しみだな。2015/08/17

onasu

17
時代小説に必要なものは、一に好漢たる主人公、二に強力な敵役、三におもしろい筋立て、加えて魅力的なヒロイン、主人公の仲間、とは解説の上田秀人氏。流石は作家さんだ。  本作はと言えば、田沼意次が若年寄の折、剣もたつが、剣よりも知識欲が旺盛な素直な若者を書物奉行に抜擢し、政敵が幕府書庫内から盗もうとする書物をつきとめさせる。  先の項目を用いるなら、ヒロインが弱いか。新井白石と田沼家とか設定はおもしろく、半日で読んだが、主人公の性格、歴史事項と詰め込んだはいいが、こなれていない。シリーズのようだが、続編は…。2015/08/22

じお

9
★★★☆☆ 書物奉行に任命された若き旗本辰之丞、着任早々書物を狙った賊を捕えようと江戸を奔走する時代小説。中々の快作でした。まず主人公が年若く真っ直ぐな好漢で剣腕も優れているのに本好きな学者肌というキャラが中々面白い、また精神面ではスーパーヒーロー型ではなく父親にコンプレックスがあったりと成長の余地を残してるところも好みです。書物奉行という職業を生かしたストーリーも引き付けられるものがあります、ツンデレヒロインに、師匠であり宿敵になりそうな剣豪に悪友と、時代小説の醍醐味が詰まった読みやすいお勧めの一冊。2019/02/05

蕭白

7
生真面目な感じの主人公が良かったです。お豊さんとの今後のことを思うと微笑ましくなりました。副題の秘文書についてはもう少し秘文書らしい設定の方が興味をそそられた気がします。2015/11/29

ちばっち

2
面白そうな素材がいっぱい出てくるのにどれもアッサリした味付けで少々残念でした。まぁ最初だし仕方がないのかな?一作目で敵が一橋ってバラしちゃって良いのかしら?もうちょっと引っ張った方が…なんて思ってしまいました。それにしても登場人物が豪華!次作も三枝さんの所の学者たちが出てくるといいなぁ。2016/10/20

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