- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
明治以降、皇室は常に危機にさらされてきた。なんとか男系皇位継承の目処が立ったところへ、今度は増え続ける皇族を減らそうという外部の圧力が働く。そのせめぎ合いの中で制度はさまざまに揺れ動き、やがて敗戦で皇室は激動の時代へと突入していく――近現代の皇室問題に精通する二人のジャーナリストが、皇族制度、結婚、外遊や財産といったテーマ別に皇室一五〇年の歴史をひもとき、知られざる皇族の真実の姿を描き出す。皇室問題の全貌を明らかにする、決定版入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
36
元号代わりに併せて多くの皇室関連本が出版されています。その中身は玉石混淆です。そんな中、手に取った本著は2015年の刊行ですが、2人のジャーナリストが記録に基づいて皇族の制度や結婚、外遊、財産等についてまとめた良書でした。とりわけ戦後になくなった旧11皇族の系図や詳細な歴史が貴重です。男系天皇維持のために皇族復活という意見もあるそうですが、歴史に学べばトラブルを起こす元凶だとわかります。2019/04/29
fseigojp
11
明治天皇の皇統維持の願いから始まった皇族制度(太平洋戦争終了で廃止) なかなか面白かった2021/04/08
わらわら
5
江戸時代から明治へ、明治から昭和へ、昭和から平成へ。天皇の在り方の変化、宮家の変化が簡単にわかる本(興味は程ほどに感じた。)平成からまたどう変化していくのか?平民としては気になるところです。皇室にも引退制度があると…今上天皇、皇后美智子様は82歳と81歳であられます。2016/07/05
鈴木貴博
2
明治維新から現在に至る皇室百五十年史が宮家、皇族、結婚、外国訪問、財産というテーマに分けて叙述され、時代の流れによる変遷がうまくまとめられている。浅見氏の皇室に関する著書はだいたい読んできたが、そのダイジェストという感じでもあり、この本から浅見氏の各著書に進むのも良いと思う。2019/01/15
kawasaki
2
近年の浅見氏・小田部雄次氏らによる近現代「皇族」本のハブとなるような本。制度や生き方・お財布事情・政治との関係などを広く一望。扱う範囲と内容は小田部氏の『皇族』と重なる。用語解説は丁寧、話題の取捨選択も「知られざるエピソード」というよりは概説的と言えようか。近現代皇族史の「入門書」としてはよろしく、詳細は既刊の他書に進まれんことを。著者の論評(皇室観)が強く出ている感はあり、私は受け入れられたが、読み手によっては評価が分かれるかもしれない。2016/02/23
-
- 電子書籍
- まどわしの教室 -あやかしの鏡 2- …
-
- 電子書籍
- 微風のマリアージュ / 魅惑のドクター…