内容説明
神話級幻獣ヴリトラを日輪と共に討伐した志雄は、鍛錬と研鑽を続けつつも、比較的平穏な日々を過ごしていた。
だが、街中で突如襲撃してきた西方の戦技魔装士・雅楽(男)を撃退したことから興味を持たれ、何かとつきまとわれることに!?
※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
つかの間の休息に日輪とデートすることになった志雄が街中で西方の戦技魔装士・雅楽と遭遇し、幻海からは新たな脅威が来襲し志雄たちの前に姿を現す第二弾。相変わらずふとしたことに相手への想いや、強い絆を感じる夫婦二人の信頼関係をとても好ましく感じますが、そうして強さを身に着けてきた二人と対極的な存在として今回登場したのが雅楽。そのありように疑問を感じていた彼が、強敵蚩尤との戦いの中で二人の強さを目の当たりにし、かけがえのない存在を自覚して思うところを変えていく展開はとても良かったですね。次巻も楽しみにしています。2015/12/12
ナカショー
20
相変わらずの砂糖の吐きっぷりありがとうございます。もう少し日常パート増やしてもいいんですよ(ニッコリ)。新キャラのオカマがいいキャラしてました。次も楽しみです。2016/08/09
アウル
19
神話級幻獣ヴリトラを倒した志雄達は束の間の休息を取っていたが、それは嵐の前の静けさだった。今回登場した雅楽は昔の志雄と同じく何もかも切り捨てる事で高みを目指していたが志雄達夫婦を実際に見て大切なものを自覚するシーンが良かった。神話級幻獣蚩尤との戦いが案外あっさりと終わってしまったのにちょっと拍子抜け。後全く関係ないけど帯の万物を切り裂く者というコメント見て何故か聖闘士星矢のシュラを思い出した。2015/12/13
ツバサ
14
二兎追うもの一兎も得ず、だから一兎を狙う。じゃなくて二兎追ったら両方狙う、それが御霊夫婦のルール。今回日常パートが少なく感じたからもっと増やして良いんですよ。あと相変わらず鈴と霧子が空気なのが気になる。2016/01/12
真白優樹
10
西方から来たりし強者と出会う中、新たな神話級と戦う今巻。蚩尤と聞くとアラガミを連想するが個人的にはこっちの方が燃える戦いが出来そうなので戦ってみたい。それはともかく今回は過去の志雄がそのまま突き進んだような人物との出会いが中心であり一人で何もかもを捨てて突き進んできた男が真逆の強さを知り本当に大切なものを自覚するのが大きなテーマとなっている。・・・個人的には一人の切り捨てる強さは鋭いが脆く、誰かと補い合う方が鋭さも固さもけた違いになるような気がする。 続けて来襲する神話級は何なのか。 次巻も楽しみである。2015/12/13