内容説明
「使の者」、いまで言う“便利屋”を生業にしている猪三郎、「団扇売り」の鹿之丞、そして、楊枝屋「姿屋」の看板娘のお蝶。そんな三人を、親代わりで面倒を見てきたのが湯屋「萩の湯」の主人夫婦だが、実は、それは全て南町与力の村雨卯之助の命を受けてのこと。村雨は三人を「いざという時に使える」よう、幼い頃から武術を習わせていたのだ。そんな折、萩の湯の女湯で同心が殺される事件が起こった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんぶぅ
3
南町奉行所の内与力の密命を受け、世の悪を容赦なく始末する、猪・鹿・蝶達の蠢く様な動きには驚きです、事に当たってのテンポが速いのが、もう少しじっくりと。2015/12/09
あき
2
猪鹿蝶、男ふたり、女ひとりの仕事人もの。三節棍や沖縄簪等、変わった武器を使うのも仕事人シリーズを彷彿とさせる。男ふたりのキャラに今ひとつメリハリがないのが惜しい。2021/10/08
藤よい
2
まだ若い三人組の必殺仕事人シリーズです。これを読む前に知野みさきさんの「江戸は浅草2」を読み終えていて、そちらは人情味がある雰囲気でしたが、同じ三人組でもこちらは忍びの術や暗殺術を身につけていて、悪人を抹殺していきます。 勧善懲悪です。2020/11/30
トラジ
1
必殺仕事人。勧悪懲悪で分かりやすいストーリー。軽い内容だが結構残酷。2016/06/03