柳都物語 1

個数:1
紙書籍版価格
¥607
  • 電子書籍

柳都物語 1

  • ISBN:9784537107067

ファイル: /

内容説明

信濃川と阿賀野川の二大河川の間に開けた新潟県新潟市はかつて、市内にいくつもの堀が張り巡らされた水の都だった。堀に沿って植えられた幾千本もの柳の木が作り出す景観の美しさから、“柳都”と呼ばれたこの街最大の繁華街“古町”(ふるまち)は、京都の祇園、東京の新橋と並び称された花柳の街であった――
太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柴崎章翔

0
「山田泰造の血を受け継ぐ者として私が日本初の女宰相になってみせる!!」 「頑張んなさい もう一息で坂を登り切るっけ!!」 「いつか必ずアンタ達の役に立つ仕事をするからな!!」  「何があったか知らんどもか弱い女相手に乱暴はやめれや!」 「殴りたきゃあ殴りゃいい…… だが女に乱暴するのは俺が許さんぞ!!」 「いかに戦勝国の進駐軍とてやってはいかんことがあります!」 「戦争は嫌です 人を不幸にするばっかりでもう戦争なんて無い国にして欲しいです」 2017/01/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/347489
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数6件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす