新潮文庫<br> ニュータウンは黄昏れて

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新潮文庫
ニュータウンは黄昏れて

  • 著者名:垣谷美雨【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 新潮社(2015/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101269511

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内容説明

バブル崩壊前夜に買ってしまった分譲団地。20年近く経つ今もローンを抱え、織部頼子は節約に必死だ。その上、老朽化による建替え問題に振り回される日々。一方、娘の琴里(ことり)は27歳フリーター。ある日、友人の三起子にイケメン資産家の彼氏を紹介される。が、彼女は失踪し、いつしか琴里が彼と婚約することに。織部家、まさかの人生大逆転?! 一気読み必至の傑作社会派エンタメ長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

550
日本には築30年以上の集合住宅が百万戸あるのだという。住宅を手に入れるのが最終目標だった昔の価値観は、ここでは通用しない。自らの体験をもとに書かれたとのこと、実感がこもり、その切実さには身をつまされる。日本における集合住宅事情不動産事情と、今作で繰り返し語られる「上質の男をつかまえなさい」がテーマだろう。残念ながらまだまだ日本でもアメリカでも、「女性の生活は夫次第」な部分が大きいのは、わたしも日々感じているところである。2021/05/19

小梅

193
やっぱり、この作家さん好きだわ〜 多摩ニュータウンだけでなく、都内の団地は建て替えが難しいんだろうな。 実際に分譲の団地を購入し痛い思いをした経験から書かれたとのこと。 しかし、朋子は天晴れだな。やっぱり賢い女は強いなと思った。2019/03/19

Aya Murakami

141
令和元年新潮文庫紅白本合戦 ダメ男のたらいまわし…。怖い話です。勉強もダメ、仕事もダメ、人間関係もダメ。どういう育てられ方したらダメ男ができあがるのでしょうか?そしてもう一つのテーマはダメ男は賢い女性に金銭的な面で利用されるのが一番の幸せということでしょうか?2020/01/28

えちぜんや よーた

138
「学校を卒業して正社員」→「会社に入ったら終身雇用」→「子供が大きくなったから住宅ローンを組む」→「それなりに給料上昇」→「35年で完済して家を手にいれる」。数十年前に当たり前だったかもしれない、人生双六がすべて裏目に出た登場人物たち。誰もが背中合わせになっている「貧困」が迫ってきて、笑おうにも笑えなかった(といっても表現がリアルなので怖いもの見たさの人にはおすすめ)2015/10/13

エドワード

127
岡山から東京の大学へ進学し、今は東京郊外のニュータウンに住む頼子。高度成長期に少女時代を過ごした彼女と私は同世代。「住むことは基本的人権ではないか。」という頼子の声に非常に共感する。借りるにせよ買うにせよ何故家はこんなに高いのか。しかし買った後はひたすら家の資産価値が上がることを願うのも人の性だ。同じ不動産の価値の上下に一喜一憂することを<バブル>と呼ぶ。頼子の娘・琴里を通じて描かれる格差社会、世代間の対立。一億総不安社会・日本はこの先どうなるのだろう。終幕は多少肩透かしだが、非常に示唆に富む物語だった。2015/12/01

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