内容説明
「日本刀」を知らずして、日本人を語ることなかれ! 美と技と心が物語でわかる漫画&エッセイ。奇才・黒鉄ヒロシが、「日本刀」の誕生から今日に残る数々の名刀の由来を面白おかしく紹介し、物心ともに日本人の心の拠り所に昇華していった過程を描き切った渾身作。足利将軍から豊臣、徳川家と渡り歩いた「童子切」、幕末史三つの事件の凶器となった「関孫六兼元」、近藤勇の「虎徹」や沖田総司の「菊一文字」など、名刀にまつわるエピソードが満載です。『千思万考』など、教科書では描かれない歴史の裏側を独特の切り口で紹介し続けてきた著者による、“日本刀”奇譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koji
2
もう少し知識を持って読まないと面白くないのかも。2016/01/05
はなもんも
2
独自の画風、キレのある内容を駄洒落で包む。 面白かった。2015/12/13
MNK2
0
黒鉄さんの独特の画風で有名な刀剣のエピソードを読めるので買いました。2016/01/17
紫
0
黒鉄ヒロシ先生描く、名刀エピソード集。流行りの刀剣本と侮るなかれ。時に刀談義から逸脱し、時に容赦ないツッコミを入れる、いつもながらにノリノリの黒鉄節。「ハレのちクモリのち時頼アメ~」「なまずくわず」等々、独特の言語感覚が実に楽しい。豊臣秀頼と鯰尾藤四郎の扱いが思いの外に大きく、もしや「ナマズをどうしよう?」のオチがやりたかっただけではないのかと。紹介される刀剣の中でも、桜田門外の変、寺田屋騒動、生麦事件と、幕末の重大事件に次々にめぐり合わせた関孫六の数奇な変転がひときわ印象に残るのであります。星4つ。2015/12/09
もぐねえさん
0
まだ「刀剣乱舞」が、世の中にないころに、東京国立博物館で、国宝の刀剣を観る機会がありました。あれこそが、「ゾクゾクする」という感覚なのだと思いました。その時の感覚を思い出しながら、読了。 また、会いに行きたい!けれど、いまは、すごく混んでる。