内容説明
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倉阪氏ならではの驚愕バカミスです。読者の思考を遙かに超えた場所に「仕掛け」られた謎とトリックが持ち味の作風が、本作ではさらにパワーアップ! ページを捲れば幻惑必至の恐るべきミステリ小説です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
287
う~ん…申し訳ないが、読まなくても良かった(-_-;)楽しんで創作しているのもわかるし、掛けた手間の膨大さも理解出来るが、面白くないものは面白くない。その掛けた手間のせいで非常に読みづらいうえ、仕掛けの説明もわかりづらい。バカミス作家だと理解していたのに…ボロカスに言ってしまったけれども、他の作品から入っていけば、気づけばコレも許容出来るようになるのだろうか…。最初に読む作品を間違えたのかもしれないので『四神金赤館銀青館不可能殺人』あたりからもう一回チャレンジし直す予定。2018/03/23
みっぴー
50
素晴らしい。呆れるほど素晴らしい〝作品〟です。初読み倉阪さん、スイミングキャップをかぶった近影を見て不安になりましたが、読んで良かったです。あまり神経質にならず、細かいことは気にせず、寛大な気持ちを持って読んでいただきたい作品。出来ればミステリという垣根も取っ払ってください。真面目に推理しようとすると悲しくなります(笑)あと一冊手元にあるので、さっそく読みます(^^)2016/06/25
HANA
49
お馴染みのバカミスシリーズ。なのだが今回は読むのがちょっときつかった。いつものような仕掛けがあるのだが、今回はその仕掛けのためか会話がほぼ無く、ほとんどが地の文で構成されている。いや著者の文体嫌いではなくむしろ好きな方なんだけど、延々とそれだけを読まされると流石に辟易してくるな。同じ事を波のように繰り返す部分が多く、会話が無いと進行掴み辛いし。今回は殺人のトリックも無理がある割には目を見張るほどのものは無かったし…。今まで読んだ著者のバカミスが傑作ばかりだったため、本書に関しては不満が大きかったかな。2024/09/09
そうたそ
37
★★☆☆☆ 毎年恒例のバカミス……かと思いきや、本書は「交響曲」シリーズに属するという扱いであり、いつものバカミスの系統ではないとのこと。本書は「すべての文章が伏線となっている」ということを狙ったミステリであるとのことだが、まさにその試みだけで成立しているといっても過言ではない。物語の真相そのものについては、割とすぐに気づけてしまうし、後は作者が先述のような試みを成立させるため、練りに練ったであろう文章にただただ感心するのみ。とはいっても、「よくやるなあ」という程度のもので作品の面白さには繫がっていない。2015/10/12
雪紫
20
「クラニー、もういい。休め」と言いたくなって来た作品。主人公が探偵であり犯人であり被害者であり記述者をクラニーが書けばこうなる。何なのこの主人公と言いたいばかりの感性に、もはや暗号のために物語を犠牲にしちゃったクラニー・・・文体や趣向は良いと思うけど。ある意味バカミスじゃなく交響曲シリーズに含んでることが(他の交響曲読んでない身で言うのもなんだけど)一番の驚愕。2014/08/08
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