集英社オレンジ文庫<br> 岩田虞檸為、東銀座の時代

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集英社オレンジ文庫
岩田虞檸為、東銀座の時代

  • ISBN:9784086800419

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内容説明

両親失踪、自宅差し押さえ…突如天涯孤独の身になった高校生の万丈は、父が残した伝言通り、東銀座にある「ガルボビル」に向かう。そこで初対面の祖母「石さん」に出逢い、彼女と一緒に暮らすことになるのだが、どうやらそのビルには奇妙な先住者たちがいるようで。訳ありな者どもが集うガルボビル界隈で、石さんと万丈はちょっと不思議な商売を始めることになって…!?

目次

プロローグ
第1章 岩田万丈の新しい生活
第2章 岩田虞檸為の新しい職業
第3章 岩田秀徳の新しい息子
第4章 キヌの新しい自称
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

42
物語の状況がとてもわかりにくい。意図してそう書いていらっしゃるのだろうが、読んでいて少し疲れた。視点がひとつなのも理由だろうか。2015/12/26

絳楸蘭

37
マルタといい、この本の万丈くんといい野梨原さんの書く男の子たちは優しくて、人として大事なものを知っているこ子たちだよなぁ。そして、現状を受け止めて、そこで頑張ろうとする人たちだ。石さんも変に期待を持たせないながらも格好いいおばあちゃんだし、他の登場人物たちもこれからどう変わっていくのか見ものだ。現代物にファンタジーが相まって、続きが楽しみだ!2015/11/09

ダージリン

31
両親が何かに巻き込まれ、義父に示された銀座のガルボビル2階で祖母の石さんと暮らすことになった高校生の万丈。訳ありの人々や不思議な存在に出会うわけですが、終始ゆるくも暖かく、身近なことを大事にしたくなるお話でした。独特の文体とセリフ回しが好きです!石さんがカッコ良くて、義父の秀憲さんとの絆も良かった(笑)。2015/10/22

ううち

28
初読み作家さん。突然両親がいなくなり、訳のわからぬまま銀座に出てきて生活することになる万丈くん。よくわからないストーリーですが、テンポよくて読みやすい。こういう雰囲気の作品は嫌いじゃないです。お父さん視点のシーンは懐かしくて面白かったです。2016/02/08

ももたろう

27
いつも自分が読んでいるオレンジ文庫と表紙の雰囲気が違って気になって読んでみた。鈴木康士さんのイラスト素敵!ドラマチックで不思議な強いパワーを感じます。野梨原さんの本は初読みだけど独特の世界でおもしろかった。境さんは神様的な…?でもガルボビルの鍵は開けられないのね。虞檸為さんは新宿の母的な…?霊能者的な…?青森にいたってイタコやってたとか?キヌも結局よくわからなかった。よくわからないことばっかだけどなんかおもしろかった。万丈君は良い子~!美鶴さんかっこいい!あとバブルの頃のことはいろいろ懐かしかった(^^)2015/12/06

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