メディアワークス文庫<br> 藤島さんの深夜ごはん

個数:1
紙書籍版価格
¥605
  • 電子書籍
  • Reader

メディアワークス文庫
藤島さんの深夜ごはん

  • 著者名:奇水【著者】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • KADOKAWA(2015/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048655897

ファイル: /

内容説明

田舎でひとり暮らしをしている藤島さんは、深夜逆転が常の不健康な作家生活を送る二十九歳。今日も深夜、冷蔵庫を漁るも、出るのはため息ばかり。お腹が空いたのに、何もない。そうだ、ちょっと買い物、行ってくるかな――。 近所のコンビニに深夜の買い出しに出かけた藤島さんが手に取るのは、サバの缶詰、レトルト、サラダにおでんに、チキンカツ……それにほんのひと手間加えて、深夜ごはんの出来あがり。 止めたいけれど、止められない。お腹が求める深夜のお食事。いつもよりもほんの少し幸せになれる、藤島さんの深夜ごはんのお味は?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

42
これはごはんに主眼を置く物語ではなく、女性の生き方に対する物語。失礼ながらちょっと最後のほうの展開、お友達との関係性がわかりにくかった。2016/02/10

ううち

35
タイトルに惹かれて購入。コンビニの食材などを使い、ただ主人公がなんとなく食べるという流れで、読みやすい文章なのですが、伏線かと思っていたガソリンや引越しの理由、お友達のことも全体的にフワフワっと宙に浮いた印象で終わってしまったのが気になる。特に真似をしたいレシピはなかったけど、気になったのは鯖味噌煮缶。今度コンロで温めてみよう。2016/08/19

メルル

35
悩める作家藤島のコンビニずぼら飯。のほほんとしたごはんの準備とは違ってラストに近付くと不穏な雰囲気。えっ、なんかついて行けない…。何が言いたいの?これは続編を作るつもりなの?というか、あとがきの「どうか読み終えた方々、藤島さんがどんな人なのか、私に教えてください。」って…、あなたがわからないのに私たち読者がわかるわけないんじゃないの?自分の作った登場人物をもっと大切にしてあげようよ。2016/01/12

アウル

25
コンビニで売っている物で簡単に出来るな、レシピ付きだがあんパンと牛乳には笑った。表紙はほんわかしているが中身は話が妙に重くなっているのでギャップが凄い。2015/11/28

Susumu Miki(Dik-dik)

24
グルメもののようで、グルメものでないというか。つまらなくはないのだが、たぶん多くの読者が「求めていたのはこれじゃない」と思っているのではないだろうか。個人的には「料理」へのスタンスは主人公の藤島さんに近い(ありものにちょっとだけ手を加えてみるのは好き)なので、そこには共感できる。だが逆に「工夫」そのものはありきたり(というか、「そこはもう通ったよ(笑)」な感じ)で、何かを新しく知った気分にはなれないのが残念。そしてすっきりしない読了感で、「え、ここで終わるの?」的な中途半端さは否めない。2015/12/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9920830
  • ご注意事項