角川文庫<br> 異国の窓から

個数:1
紙書籍版価格
¥506
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
異国の窓から

  • 著者名:宮本輝【著者】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • KADOKAWA(2015/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041469057

ファイル: /

内容説明

取材先のウィーンのオペラハウスで、著者はいかめしい顔の係員にまくしたてる。「天井桟敷」でも客は客やぞ。天井桟敷の隅で、汚い服を着てるやつのほうが、ボックス席の金持ち連中よりも、はるかに深い心でオペラを観るかもしれんやないか」。大阪弁「必殺日本語突き」に、金ボタンの制服を着た係員もすごすごと退散する……。別れの悲しみは胸に仕舞い、素晴らしい人々との出会い、出会い、出会い。綴られた、ドナウ河の美しき情景に展開する生の歓喜と悲しみ、それはもう、ファンタスティック! ヨーロッパ七カ国、そして中国を巡る笑いと涙に充ちた名紀行文。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たす

6
ドナウの旅人執筆のために、共産圏も含むドナウの沿岸の街を巡った紀行。今では味わえないような共産圏の旅の様子が描かれていて面白い。宮本輝の作品は初めて読んだが、こんなお茶目で世俗的なおじさんなのね。ドナウの旅人も読んでみたい!2022/07/27

光芽様

2
★★★★☆2009/01/07

samandabadra

1
宮本輝の旅行記 結構どたばたでおもしろかった、 ルーマニアからブルガリアへの脱出記が特に。 この取材旅行が小説に結実しているという話だが 肝心の小説は読んでいない。 2009/09/13

ナウラガー_2012

0
革命経験者の言葉「冬の寒さを知った者だけが、春の温かさを知る」/ニュールンベルク裁判:19451120~ナチスの戦犯を裁く国際軍事裁判が始まり(ナチ党の党大会開催地)翌年に判決が出ている(ヒトラーは既に自殺)/『ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)』:題名は「ジプシー(ロマ)の旋律」という意味/グリュ・ワイン:ワインと香辛料などを混ぜて作るホットワイン(卵酒のよう)/ルーマニアは戦前は農業国でしかも最大の石油産出国/第二次世界大戦で最後まで降伏しなかったのは日本とハンガリーだけ2017/02/01

utsubo

0
ちょっと気取ってる2016/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/478921
  • ご注意事項