ハヤカワ・ミステリ<br> 世界の終わりの七日間

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ハヤカワ・ミステリ
世界の終わりの七日間

  • 著者名:ベンHウィンタース【著】/上野元美【訳】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 早川書房(2015/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150019020

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内容説明

小惑星が地球に衝突するとされる日まであと一週間。妹のニコに、もう一度会いたい――元刑事のパレスは、警官たちが集う〈警察のいえ〉を後にして旅に出る。小惑星の衝突を阻止する方法はあると確信して、地下活動グループと行動をともにしているニコ。今、彼女はどこにいるのだろう? パレスはニコとその仲間たちの痕跡を地道にたどってゆく。終末を目前とした世界を描く、アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作『地上最後の刑事』、フィリップ・K・ディック賞受賞作『カウントダウン・シティ』に続く三部作の完結篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

102
避けられない破局、終末を目前にしながら、それでも生きよう、謎を解いて、真相に到達しようとする人々を描くこの三部作は、『わたしを離さないで』と『シャム双生児の秘密』を合わせたような作品だと感じた。この手の作品では暴力や混乱の描写はあるにせよ、とても静謐だ。ヘンリーのキャラにもよるのかな。彼がアーミッシュの一族と出会えたのは、誠実に生きた彼へのご褒美だったのかもしれない。2016/05/11

papako

59
最後の刑事シリーズ最終巻。地球滅亡まであと7日間。とうとうここまできました。それでも人は誰かを騙したり殺したりするものなんですね。妹を探すパレス。会えると思ったのに。正直読みづらかった。最初の『地球最後の刑事』は面白かったのですが。ちょっとしりつぼみで残念。設定とかは面白かったと思うんですけどね~。2016/02/21

NAO

58
小惑星衝突までの終末期を描いた3部作の3作目は、衝突まで1週間となりどうしても妹のニコに会いたいと旅に出た元刑事ヘンリー・パレスの調査の日々を描いている。混乱時、何を信じるか。何を支えに生きるか。ヘンリーにとっての精神安定剤は、何かの調査に没頭すること。妹が姿を消し、終末が間近なら、妹を探すのは彼にとって当然の行為だ。3作ともずっと妹には共感できずにいたが、それでも最後ぐらい二人で寄り添っていてほしかった。だが、作者は主人公を甘やかしはしない。他の多くの人々のようにちぐはぐで終わる無常さこそが、終末。2023/07/05

momi

47
シリーズ完結編!小惑星衝突で人類滅亡までの七日間!世の中は荒れ、やりたい放題の無法地帯化、パレスは妹を見つけることが出来たのか!?そして…本当に…人類滅亡の時がやってくるのか!ただただ…その二つのことが気になり先を急いで読み進めました…。う〜ん。やっぱりラストはこう言う終わり方になってしまうのかな…。私は…それでは寂しい…。と言っても…世界の終わりに何が出来るのだろう…。私は何を望むのだろう…ね?!ところで翻訳本が読めるようになり、今では好きで読むようになったのだけど、この作品は読みづらかった〜。泣2016/07/13

ひめ

46
三部作とは知らず、これだけ読んだので、何がなんだかわからない状態。どうして刑事であることに執着するのか、どうしてそんなに妹を探そうとするのか、、、。読メの感想を読むと、よかったという感想が多かった。これは第1部から読み直さねばと思いました。2016/01/19

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