メディアの大罪 - テレビ、新聞はなぜ「TPP戦争」を伝えないのか

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

メディアの大罪 - テレビ、新聞はなぜ「TPP戦争」を伝えないのか

  • 著者名:三橋貴明
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2015/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569801124

ファイル: /

内容説明

「土日、連休の新聞には『印象操作』や『世論誘導』の記事が載る」「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を実行しても失業者は出ない」。こんなウソのような出来事や記事が、新聞、テレビの世界ではまかり通っている。とくに「TPPへの参加」に関して、メディアではあからさまに情報操作と捏造が繰り返されてきた。何しろ『朝日新聞』から『産経新聞』まで諸手を挙げて「TPPは平成の開国であり、日本は国を開くべきだ」との論調で一致し、各紙の個性や自負などみじんも感じられなかった。なぜTPPが無条件に「必要」なのか? なぜ、増税がいつの間に「決まったこと」にされているのか? 国民に概要すら知らせず、抽象的なスローガンによって政策を推進するやり方は「共産独裁国と何ら変わりがない」と著者は記す。それを宣伝・実行しているのがメディアだ。「1を取り上げて99を見せない」矛盾と傲慢を、いま最も鋭利な経済評論家がバッサリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsu

16
★4 テレビ、新聞のマスメディアは自分たちの報道の影響力がどれだけ大きいか知っていて、世論を形成することができると思っているし、また情報操作をしているのも明白な事実だと思う。 ただ、ネット社会になった今、これまでのように簡単にウソや恣意的な報道で国民をだますことは難しくなってきている。 実際、テレビはみない(テレビの視聴率低下でCM収入ダウン)、新聞は読まないというライフスタイルで不便を感じない世の中になってきている。 マスコミもよく考えないと存続できない大きな曲がり角に来ているのではないか。2016/02/20

あおさわ

11
マスメディアのウソと欺瞞か非常に分かりやすく解説されています。TPPがなぜ何回もテレビで見たのにわからなかったのかわかりました。意図的に最も重要な情報を出さなかったからです。構造改革が最も必要なのは明らかにマスメディアです!2012/10/06

グスタフ

7
ものすごい勢いで、本を出版している三橋氏。繰り返し訴えているのは、とにかく今の課題は、デフレ対策であり、名目GDPを増やすこと。政府が推進するTPPや消費税増税はそれに逆行する愚策でしかない。ここでは、とくに新聞、テレビの一丸となったTPP推進と増税キャンペーンが、やり玉に挙げられる。国民の不安をあおり、捏造報道も辞さないメディアの姿勢には、あきれるばかり。ネットから正しい情報を引き出す能力も、これからは重要になることがよくわかった。ただし、そのためには、ある程度の英語力がなければならない。2012/05/19

カインズ

7
【すり替え、ごまかし当たり前の売国報道】TPP、増税に関するメディアの偏向報道を客観的なデータと比較しつつ批判する一冊。民主主義が正しく機能するためには正確な情報が必要不可欠であるが、ここで示されている報道からは、そんな正確さがまるで感じられない。規制によって守られ天下りを受け入れているメディアに対して、そんなものを求めること自体が愚かなのだろうか?願うべきは、メディアの正常化なのか、それともメディアがこのまま衰退しネットがその地位を完全に奪い取ることなのだろうか。新聞、TVをロクに見なくなって久しい。2012/02/25

ばなな

6
現在のTPP問題。そして消費税UP。日本国民が一人一人自ら変わること。メディアに騙されない事。これ読んでいるとTPP反対者が政治の世界でわざと廃除されていくような感じがしてくる。眼の上のたんこぶ達成するために汚い手を使う。そのような政治家を選んだ私達。もっと政治に付いて学ぶ必要があるなと感じた。そして企業と同じ、データを提示し現在は、そして今後は?と国民が納得する施策欲しいと思った。2012/05/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4514408
  • ご注意事項