自分の心を高める 漱石の言葉

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自分の心を高める 漱石の言葉

  • 著者名:長尾剛
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2015/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569610498

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内容説明

「すみれほどな 小さき人に 生まれたし」。この夏目漱石の俳句を故・司馬遼太郎は大好きだったという。エッセイや講演などでよく引用しては、「この句に漱石の基本的な悲しみが読めるんです」と語ったという。漱石は苦悩の人生を歩んだと言えるだろう。日本人や日本社会への憤り、英国留学で味わった劣等感、慢性的なうつ症状、我が子の病死……。華やかな作家生活を送ったと見られがちな漱石だが、その内面は実に深刻だった。その漱石が最後にたどりついた境地が「則天去私」だった。“天に則って私を去る”まさに己れのエゴを捨て、天の命ずるままに生きるのが悩みを解脱する道である、と漱石は悟ったのであろう。本書は、そんな漱石が自ら語ったメッセージを小説、書簡、日記、講演などから選んで解説を加えたものである。自分自身が悩める人だっただけに、その言葉は慈愛にあふれ、説得力がある。日本人にとってなつかしく、また心強い人生の書である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるちゃん

5
今年、はじめて出合った本。おすすめコーナーにあった本。漱石ファンではなかったけれど、ふと手にして借りて帰った。慰められた。人間として全うに生きよう、と。2017/01/23

藤尾

1
表紙が微妙だけれど、全ての小説を再読したくなる良いまとめかたでした。2015/01/14

tatte

0
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