内容説明
安保法案閣議決定、集団的自衛権の限定容認へ
平和主義、立憲主義、民主主義をめぐる集合的想像力が、
いま一つの法案を巡って爆発的に展開されつつある。
この出来事から私たちはいかに思想を構築しうるだろうか。
本当の意味での当事者性、プラグマティックな状況分析、
歴史への想像力が試されている。
思考もよって思考を触発し、討議の場を開いた必然的特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
3
執筆者一覧にリストされていないようだけど、栗田禎子さんの文章も勉強になるものでした。2015/09/16
遠藤尚志
2
石川健治先生の『深い明るさの方へ』再読。政治に関する「なんか感じ悪いよね」という感覚を、大切にしたい。2018/03/31
PukaPuka
2
法案成立で読むのを中断していたが、残り半分を今日読み終えた。成立してしまった今でも読み応えのある論考が多かった。「非合理的な情熱ゆえにどんな論戦にも不敗」「歴史修正主義的な主張によって大衆の劣情を満足させる」など、うまいこと言うなと思う。読むのは結構疲れる本で、最大の理由はこれを読んで考えても、政治と社会の大きな潮流の前には、実際なかなかどうにもならんので。民主主義は不断の努力と普段の努力が大切なんだが、目の前にやることが山積していると、なかなか、、、などと言ってはならんのは百も承知だが、、、。2015/12/19
sansirou
0
たくさんの考え方が、安保法案に反対する立場からのべられている。もちろん、賛成の立場の意見も同様にあるのだろうけど、こちらを読むと深く納得できる。反対も読まないといけないね2015/12/27