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内容説明
山県有朋以来の国家公務員試験とキャリア制度のあり方に激変が起きた! 東大法学部卒の事務官が優遇される従来の人事慣行はどうなるのか? また、内閣人事局をはじめとする「政治主導」はどこまで浸透するのか? 三十有余年にわたって取材してきた霞が関ウォッチャーが斬り込む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
6
日本を背負う官僚、その中のトップはどのようなキャリアを踏まえていくのか、東大法学部が主流となるのはなぜか、現在の法学部忌避がどのような影響を及ぼすのか、キャリア・ノンキャリアを決める試験はどのように作成されているのか、女性活用の実態は、という、確かに知ってみたいと思われる事柄が取材を踏まえてまとめられており、興味深かった。公務員においても、残業ありきの職場では女性が意思決定機関に多数存在する、ということにはならないみたいだ。2015/11/02
O. M.
1
新聞記者出身の著者による、官僚人事全般についてのルポ。いわゆる次官レース、公務員試験、キャリア・ノンキャリア、省内の女性差別、文民格差など、官僚人事が抱える課題について。現状・今後について考察した第四部が興味深かった。官僚の質は今後低下する流れか。個人的には、著者のようなマスコミは公務員に完璧を求め過ぎるんじゃないかと思うんですよね。官僚も同じ人間で、じゃあ民間企業はどうなのかと。やっぱり小さな政府が今後目指すべきあり方なのではないでしょうか?2017/02/25
YN
0
新書、というよりは週刊誌。2016/03/17
すのす
0
ネタ本として。財務は財務、という面もあると思う。2015/11/22
okadaisuk8
0
官僚のストレスフルな出世双六を垣間見たい……という完全に下衆な動機に取ったが、採用試験のあり方から官民交流や女性登用、文理格差の是正やスペシャリスト養成に至るまで、幅広く分かりやすく、しかも情熱をこめて制度改変を説く良書でした。単なる官僚たたきの本ではないです。2015/11/04