内容説明
備前・砥石城の宇喜多能家は浦上宗景の重臣であったが、一方の重臣島村宗政に攻められ、中風を患い籠城もかなわず、息子興家と孫の八郎を逃す。食うにも事欠く放浪の旅を経て、祖父能家の仇討ちと家名再興の期待をかけられた八郎あらため直家は、浦上宗景の配下としてその名を上げていく。毛利、尼子、織田と周囲を囲まれる中、織田の配下の秀吉と誼を通じるなど、謀略を駆使して戦乱を生き抜こうとする直家とその一族の命運は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ドッケン
25
宇喜多家は悪く書かれがちですが、これはポジティブで良かったです。2025/01/19
ちばと~る
24
中国三大謀将の一人である宇喜多直家。数々の陰謀を巡らしのし上がってきたワルのイメージが強いですが、幼少期や若いころってあんまり知らないな〜と思い読んでみました。なるほど!幼少期の宇喜多家滅亡とその後の流浪が〜ってことですね!他の武将で幼年期に乞食同然の流浪体験があるのって誰だろ?明智光秀や尼子経久も流浪してても青年期だな〜。一応宇喜多能家の自刃から興家と八郎(後の直家)の流浪から秀家の八丈島流罪まで描かれてますが、秀家の描写が少ない!宇喜多氏4代のお勉強にイイです!!2017/01/07
イトノコ
23
備前浦上家の家臣であった宇喜多能家。しかし同じく家臣の島村の夜襲により落城。落ち延びた孫の八郎(後の直家)に宇喜多家再興の希望を託すことになる。/「宇喜多の捨て嫁」「涅槃」に比べ毒にも薬にもならない作風だが、以前読んだ上田さん作品よりは読みやすく読了。しかし実力第一の戦国の世では仕方ないのだろうが、祖父能家が実力のない息子興家を軽んじ、将来を見込んだ孫直家を重んじすぎたのが、現代目線では毒親・・・いや毒祖父に思えてしまう。「血の呪い」とは言い得て妙か。ちなみに前2作ではドクズだった興家は多少マシな人物像。2025/03/05
future4227
23
宇喜多四代という副題がついてはいるが、そのほとんどは宇喜多直家の生涯を描く。一度は城も家臣も失い、ゼロの状態から謀略を駆使し、あっちについたり、こっちについたりしながらお家再興を果たす。これって真田昌幸と同じじゃないか。ぜひ大河ドラマにしてほしい。幼少期からの苦労人で、絶食日を設けて兵糧の節約を図るなど、家臣と一緒になって苦楽を共にする姿はまさに理想の上司。そのため宇喜多家の結束は固く、家臣の裏切りもない。そのおかげで、なんの苦労もなく育ってしまったボンボン秀家が、お家を一気に破滅させる。なんとも哀れ。2017/08/01
金吾
21
直家を中心に宇喜多家四代の歴史が更々と書かれています。何冊かはありますが、有名なわりにあまり本の主役にならない家なのでそれなりに面白かったです。宇喜多騒動をもう少し詳しく書いてあればなお良かったかなと思います。2020/09/10




