講談社文庫<br> 嶽神(下) 湖底の黄金

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講談社文庫
嶽神(下) 湖底の黄金

  • 著者名:長谷川卓【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 講談社(2015/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062772563

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内容説明

仲間を信じ、知恵をしぼって辛くも生き延びている多十一行に、服部半蔵から最強の刺客たちが放たれる。妖術をあやつり、もはや復讐の鬼と化した殺人集団に対して、勝機はあるのか? 御遺金のありかは? 男たちの生き様と熱い絆を描き、最後の最後まで気が抜けない時代伝奇小説の名作、圧巻の大団円!

目次

第九章 牙打ち
第十章 伊賀四天王
第十一章 朽木一族
第十二章 鳥遣い
第十三章 入らずの森
第十四章 《墓場》
第十五章 血闘
第十六章 御遺金

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

54
多十がいい‼︎次から次へと襲いくる殺人忍者達との果てしない死闘の数々を制し、幼い勝三と蓮を守り抜き独り山に帰っていく。なんてかっこいい男なんだろう‼︎まさに“嶽神”!2017/07/15

つねじろう

38
これは当たりだった。主人公ひとり渡りの山の民、ちょっとした恩義と一度した約束は最後まで何が何でも守る男が惚れる男。まわりが武田の遺児、武田の穴掘り忍者に、風魔に猿飛、伊賀の四天王と服部半蔵、で、武田の隠し埋蔵金という豪華ご馳走満載で、追いつ追われつ、抜きつ抜かれつのスピード感溢れる展開。絶体絶命を知恵と勇気とチームワークで乗り切る爽快感。上下合わせて900ページをテンポ良く一気に読ませる。主人公を変えて行く勝三と蓮のコンビが良い。山の情景描写も印象的。お気に入りの作者が増えてラッキーでした。2013/03/29

ベルるるる

36
武田の残した遺金のために、追っ手の数は増え続け、逃げても逃げても追いつめられていく多十たち。とても勝ち目はないと思えても、多十の人柄か、命を投げ出して助けてくれる者達も現れ、それぞれの持つ技と知恵が次の道を開いていく。面白くて、上下巻ともに厚いけれど一気に読み進んだ。あまりにも沢山の死があるので、そこは読んでてもちょっと辛い。2016/05/05

あっこ

32
面白かった。スーパー忍者たちとの戦いはどうなるかと思ったけど、多十は本当にかっこよかった。人を惹きつける魅力を持っている人とは、まさに多十のような人を言うのだろう。三人の穏やかな暮らしを祈らずにはいられなくなった。2014/01/21

かわうそまん

25
あー面白かった。まさに時代伝奇小説の傑作。服部半蔵が仕掛ける伊賀四天王や朽木一族との壮絶な戦いに頁を捲るてが止まりませんでした。勝三と蓮を守ろうとする多十の生き様に惚れました。信と義を重んじる漢の生き様は爽快で痛快ですね。2018/09/30

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