内容説明
どんなストレス解消法を試しても、誰に相談しても悩みが晴れない……。
なかなか消えない「しんどさ」に苦しむ方に、おすすめの一冊です!
著者は陸上自衛隊の臨床心理士として、
これまで自衛隊員をはじめ3万人もの人々の心と命を救ってきました。
自衛隊内利用率・相談者復職率ナンバーワンを誇ってきた彼女が、
なぜそれだけの実績を積み上げることができたのか、
その秘密は「自分思考」というキーワードにあります。
私たちはさまざまなことで悩みますが、
どんな悩みの根源にも「ある特定の他者」がいます。
「あの人」の呪縛から抜け出し悩みを消すためには、
自分にとことん向き合うことで「他者思考」から、
自分の基準で考える「自分思考」へと切り替えることが必要です。
では、「自分思考」になるためにはどうしたらよいのでしょうか。
そのキーワードは「あきらめること」です。
一見ネガティブに思える言葉ですが、
これは人生を輝かせる非常に重要な体験です。
本書では、実際に悩みを抜け出した人の事例はもちろん、
それを実現するための習慣や自分との向き合い方を数多く紹介しています。
*目次より
○つらいときほど「癒し」を求めてはいけない
○「許される」よりも「叱られる」ほうがはるかに大事
○なぜ「引きこもり」の時間は必要なのか?
○「三日坊主」は生理的に正しい反応である
○日常生活で自己肯定感を高める「7つの習慣」とは? など
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
37
正直思っていた本とは違いました。苦手なひとをどうやったら克服できるのか、忘れられるのか期待していましたが、結局は自分の心と向き合い、自分が心地いいように選択していくということで・・・。人は変えられないんだから、自分が変わるしかないという一言につきます。ありきたりでした。2016/11/06
もちははちゃん
16
癒しについての誤解とか、叱ることの大切さとか、常識を覆されたことも多々。教師が職場を代わり、出勤できなくなり、復帰を目指すくだりは…不登校の子にも通じるかな、と思いながら読みました。自分を救えるのは最終的には自分。でも、人の手を借りることも必要。なんだか勇気をもらえる本2016/01/24
ヤーマ
12
他者思考ではなく自分思考に切り替える為にはどうしたらいいかが書いてある本。2019/02/14
BON
7
「他者思考」から「自分思考」に切り替えるのが、対人関係の悩みの解決のカギ。キーワードは「あきらめる」こと。自分と当てはめて納得できる部分が多く参考になった。2016/10/16
ひめぴょん
5
このタイトルに救いを求めてしまいました。悩みの多くは人間関係。悩みは「ある特定の他者」によって生まれる。と書かれていますが、正にそうだなあと実感します。相性の問題なのでしょうか。この本を読んだからといって、悩みがゼロになった気はしませんが、人に悩みは付き物なのだと思うことで救われた気がします。「他者思考(他者の基準に従って生きること)」から「自分思考」になることで悩みは消える。→「自分思考」になるということは、「自己中心」とは違う。自分はどう思うのか 自分の基準をしっかり持つことを大事にして生きることでラ2021/03/26