岩波少年文庫<br> ぽっぺん先生と帰らずの沼

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岩波少年文庫
ぽっぺん先生と帰らずの沼

  • 著者名:舟崎克彦
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 岩波書店(2015/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784001140712

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内容説明

大学構内の沼のほとりでお昼を食べようとしたとき,ぽっぺん先生の腕時計が突然止まった.その瞬間から,先生はウスバカゲロウ,鼻長魚,カワセミと変身しつづけ,奇妙な冒険がはじまった.

目次

目  次

 序  章

 第 1 章

 第 2 章

 第 3 章

 第 4 章

 第 5 章

 第 6 章

 第 7 章

 終  章
   サイクル・ゲーム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

56
面白かった。子供の頃大好きだったぽっぺん先生シリーズ。なかでも「この帰らずの沼」は一番印象に残っている。次々と動物の姿に変わっていくぽっぺん先生。果たして人間の姿に戻ることが出来るのか、ハラハラドキドキ。さり気なく描かれる食物連鎖、生き物たちの生態が学べるのもいい。2020/05/03

たつや

55
「雨の動物園」が良かったので、その流れで読みました。大学の先生、ぽっぺん先生がある日、大学の敷地内の生き物の生存競争について原稿を書けと依頼され、引き受けてしまう。その後、突然、時計が止まると珍種のカゲロウが現れて、異世界に入っていく。異世界とは食物連鎖を体験する世界だ。挿し絵が上手いときと下手なときがあり、味があると思う。読みやすい面白い作品でした。2017/02/06

へくとぱすかる

31
『日曜日』もよかったが、『帰らずの沼』は、それにも増して深みを感じる物語だった。食物連鎖という、自然界では当たり前のしくみが、こんなにおもしろい物語に転化するとは想像もしなかった。イタチの段階で、誰にも食べられなかった場合どうなるのか、ひどく気になったが、そうきたか。物語として正面から展開されると、生物学的には当たり前のことだが、感心してしまった。ラストが近づき、果たして人間のぽっぺん先生に戻れるのか、と思ったが、強引に解決。しかし気になるのは、やはりカワセミのお嬢さんのその後。幸せというのは難しい。2015/01/31

hinako

12
小さいころに大好きで何回も何回も読んだ本。ブックオフで見つけたときは、懐かしさに泣いてしまった。今読み返してもよくできているなあとしみじみ。食物連鎖についても、それぞれの生物の生態についても感心した後考えさせられる。挿絵もかわいらしいし、ぽっぺん先生の性格もいい。ところどころくすっと笑わせながら、最後まで楽しく読める。今の子供にもこういう良作を読んでほしい。文庫を出す際に付け加えたと思われる、舟崎さんのあとがきもよかったです。大好きです。読めてよかった。2018/03/25

Ribes triste

10
小学生の時に初めて読んでから今まで、気づくと繰り返し読んでます。いわばオジサン版不思議の国のアリス食物連鎖編。昆虫や鳥など生き物の目からみた、悲しくも面白い不思議な世界。この本に出合って、今の私の人生がある気がします。2016/07/08

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