沖縄と本土 いま、立ち止まって考える辺野古移設・日米安保・民主主義

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沖縄と本土 いま、立ち止まって考える辺野古移設・日米安保・民主主義

  • ISBN:9784022513212

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内容説明

米軍基地をめぐって沖縄と本土の間にはなぜ溝があるのか。沖縄では独立論もささやかれ始めている。今もっとも注目される翁長雄志・沖縄県知事の発言をはじめ、寺島実郎、佐藤優、山口昇氏との討論を収録。歴史、軍事、経済からみたホットな沖縄論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

36
翁長知事によると、同盟とは、自由、平等、人権、民主主義といったものを共有できる国々と連帯することなのに、自国民の沖縄に辺野古新基地建設でしか対応できない国に、どうやって世界でやっていけるのかと疑義を呈する(22頁)。佐藤優氏によると、基地問題は民族問題として捉えておられる(45頁~)。沖縄は日本の一員を望むか、独立か。分かれ道なのだろうか。沖縄の民意は、辺野古移設反対であるが、政府は移設作業を進めようとしている(82頁)。これを3月14日に書いているが、安倍が選挙対策で翁長知事と握手している図はおかしい。2016/05/02

matsu04

21
普天間・辺野古等の沖縄をめぐる問題に対する佐藤氏の主張は手厳しく、「民族問題であり、民族紛争の初期段階に入っている」とまで言い切る。ううむ…。この問題を考えるには、前提として、寺島氏が言うように、日本近現代史の中で翻弄され続けた沖縄の歴史的事実を真摯に見つめ、正しく理解しておく必要があると強く思う。2015/11/05

Happy Like a Honeybee

6
日米同盟を盾に辺野古移設を強行する中央政府。沖縄問題を再考する手掛かりに。確かに中国など東アジアの緊張に沖縄は重要であるが、民族問題となり得る危険性が。テーマパークを誘致するなど愚の骨頂。2015/12/20

ふら〜

2
翁長知事とその他パネリストによるシンポジウムを文章に書き起こしたものが中心。民主主義って何なんだろうとモヤモヤが残るね。「民主主義」という言葉を出した瞬間に絶対正義・錦の御旗となってしまって議論がうやむやになってしまっている気がしている。勿論それを否定するものではないけれども、その論理だけではもうにっちもさっちもいかなくなってしまっている状況なのでは、と改めて思う。2018/02/03

Hiroki Nishizumi

2
山口氏の言うところの「沖縄以外の日本人」の無知、無理解を解消すべき、これに尽きる。エトニの概念は知らなかったが、響いた。安保マフィアは原発村よりタチが悪そうだ、とにかく追放しなければ。そしてなんとしても「民事ハンドブック」を読むぞ。2015/12/26

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