内容説明
新しい地平を切り開いていくのに必要なのは学ぶこと。それではどう学んで、生き方にどう結びつけたらいいだろう。明治初期から読みつがれている日本最強の教育書をもっともわかりやすくコンパクトな現代語訳と解説で伝える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
39
新しい元号になり紙幣も変わってしまうしかし「学問のすゝめ」は変わりません( *¯ ꒳¯*)✨/「学問のあるなしで、人生の差がつくことが多いんだよ。」天が人を生みだすときは、誰もが同じ権利を持ち、生まれによる身分の上下などはない。賢い人と愚かな人の違いは学ぶか学ばないかによって決まる。しかし、福澤諭吉が言っている学問とは、役にたつ学問です。実用に役に立たない学問のことではない。私たちが一生懸命勉強しなければならないのは実際の生活に役立つ実学!!2019/04/26
hk
22
福沢諭吉が「学問のすすめ」の連載を開始したのは1872年。戊辰戦争の余韻も冷めやらず、改革の目玉である「地租改正」すらまだ行われていないご時世だ。そんな中にあってよくこれほどまでの卓見を有していたな感心することしかりである。明治維新を経て日本にどのようなパラダイムシフトが起こっているのかを、民衆に噛んで含めるように解説し、西洋の社会制度を解り易く紹介していく。それでいて進歩的合理主義に傾倒しすぎたエリート層への苦言も忘れない。福沢がめっぽうバランス感覚に秀でた人物であることがヒシヒシと伝わってくる。2017/10/10
suite
20
人は平等である、ということ以上に、平等である以上、そこから先はいかに学問をして、精神的に独立して自分の考えを持ち、また、知識を得たというだけで終わらせずに、学んだことを活かして他者を幸せにし、世の中に還元していくか、そしてさらに学問や国家を高めていくか、といったことが書かれていた。スタート地点が平等だからこそ、その先は学びと学びの活かし方で立ち位置が変わる、といった内容だったように思う。実学をとても重んじていたのだな。2017/11/23
Apple
13
「学問のすすめ」内容が必読の本というべき素晴らしいものであることは,いうまでもありません.こういった簡単でわかりやすい本を出来るだけたくさんの方が読んで,実践されると国のポテンシャルを上げるのにいいのかもしれません. 読んだ人が実践し周囲の人に伝達できると,広く浸透していくので,効率がいいはずだと思いました.学問に励み,品性をみがくという努力をしていきたいと思いました.2021/05/29
bonbon99
12
学問のすすめを読む上で、初学者でもわかりやすい入門書。学問のすすめのエッセンスを勉強するにはいい本。たださわりだけなので、自分には物足りなかった。齋藤先生の圧倒的な知識に負けないように、自分にも学問レベルを上げないとと感じさせる内容だ。もっと難しい本を読めるように訓練しなくては。2020/10/28
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