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内容説明
〈真田丸〉を埋めるは赤備えの精鋭! 東国と西国に跨る所領を得た祖父幸隆。領地保全のため、武田、徳川、上杉と次々と主家を変えた父昌幸。三代信繁は豊臣方に与し、冬の陣で出城を造りひとたびは徳川勢を退けるも、惣堀を埋められた夏の陣で討ち死にする――。“幸村”の虚像を壊し、戦国乱世を駆け抜けた信繁の実像を新視点で熱く語る歴史評伝。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
40
本人の出世を重視するか、世代の継続を重視するか、それが判断の基準。筋を通すことも、また重要。2017/10/19
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17
「真田太平記」を読んだときにも感じましたが、真田三代の歴史を辿ればおのずから戦国時代の流れを理解することに繋がるのが再認識できます。 この著者の本は初めて読みましたが、今まで語り尽くされていた、常識と思っていた歴史観がこの本の中でいくつも覆されるという経験が出来て楽しい読書でした。 室町時代から始まる東西分担体制による日本統治の考え方や、上杉景勝と石田三成が連携して起きたと思っていた関ヶ原がそれぞれ別の戦いであったこと、昌幸の上田城籠城は三成ではなく景勝への掩護射撃であったことなど、目から鱗の連続でした。2015/11/26
まりにゃ
7
大河ドラマ『真田丸』の復習のつもりで読んだ。真田氏の発祥から武田上杉の拮抗、川中島の戦い、天正壬午の乱、北条徳川との三つ巴の騙し合い、豊臣の天下統一など、全くよく波瀾万丈な中を生き抜いた真田家。あの信州の険しい山岳地帯から、日本史のど真ん中へ躍り出て名を残した、真田幸村は俊英な一族の象徴だろう。本書は東西分治や徳川家康の立場了見も公平に記してあり、単なるお涙頂戴の講談調に終わっていないところが良い。史実はきっと本書が正しいのだろう。でも私は去年の大河ドラマが大好きなので、今年も録画で再鑑賞しよう。2017/01/13
狐狸窟彦兵衛
4
真田幸村こと真田信繁は「謎」の多い人物ですが、その歴史が分かりやすく解説してあります。まさに戦国時代を終わらせた一方の雄の実像に迫ろうという意欲が感じられました。2016/01/13
uburoi
2
『真田丸』もクライマックスの大阪の陣に突入だけど、おさらいの意味で真田幸村の生涯を追うことができた。信繁から幸村へと名前を変えて挑むようだが、本書によると幸村は諱であり、生前には使わない名前なのだとか。そんなことから始まって、信繁の初陣は24歳、北条征伐の時とされる、ということは第1次上田戦役には参加していなかった? とか犬伏は喧嘩別れだったとか、大河ドラマとの比較が楽しめる。九度山の隠棲生活で歯が抜けすっかり白髪の老人の容貌になったというエピソードを逆手にとった三谷のお遊び的な作劇術も判って愉快だ。2016/10/17
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