内容説明
世界各地の歴史の謎に挑み、人類史の数々を塗り換えてきたトレジャーハンターのファーゴ夫妻。メキシコで研究に従事していた二人は大地震に遭遇した。震源はグアテマラとの国境付近の火山で、土砂くずれにより村々が孤立しているという。二人はボランティアの救援活動に携わり現地に向かうが、地震で崩れた山の斜面から明らかに人工的な構造物が露出しているのを発見する。内部に入った二人の前に現われたのは、マヤ時代に建てられたとおぼしき古代の神殿とミイラ化した人間の遺骨だった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
32
トレジャーハンターファーゴ夫妻の冒険シリーズ。最新作の「ソロモン海底都市の呪いを解け!」が面白かったので旧作も読んでみることにした。今作はマヤ文明の遺物発掘の話。政情の不安定な中米のグアテマラが舞台だけあって、麻薬問題や汚職問題がらみの展開もあり、戦闘は当然ながらショットガンなど入り乱れての銃撃戦、銃の名手のレミ(ファーゴ妻)が大活躍。インディジョーンズ好きな人にお勧め。2018/01/20
Richard Thornburg
15
感想:★★★★ 久々に手にした本シリーズです。 ダークピットシリーズやオレゴンファイルシリーズと比べて、一番オサレ度の高いこのファーゴ夫妻シリーズなんですが、適度なドンパチがありながらもスマートさは何ともクールな印象を残します。 上巻ではファーゴ夫妻の発見したマヤの貴重な絵文書を、金にモノを言わせる悪者が奪取することでまずは悪者が一歩リード。 今後、どのように巻き返していくのか? 下巻に期待!!!2017/04/03
中島直人
7
(図書館)相変わらずのハラハラドキドキの連発アクション活劇。大したピンチもなく、安心して気楽に読んでいられる。もう少し科学的なテイストが深いと最高なのだけど。2019/05/02
ゆーぼー
5
金さえあれば、何でも正当化できるという傲慢な性格のオラーズビーに、ファーゴ夫妻はどんな手段で立ち向かっていくのか? ラス・カサスの残した書には、何が記されているのか? サムとレビを敵に回したら、どんな奇策が待ち受けているのか、楽しみが膨らんだところで、下巻へジャンプだ。2015/10/04
atsut101
2
サムとレミのファーゴ夫妻の冒険物語。奇想天外で面白い。悪者にお宝をまんまと取られたところまでが上巻。下巻でもワクワクさせてくれることを期待します。2016/09/14