角川スニーカー文庫 横浜ダンジョン２【電子特別版】 英雄姉妹の挑戦

著者名：瀬尾つかさ【著者】/やむ茶【イラスト】

KADOKAWA（2015/12発売）

• ISBN：9784041034217

内容説明

世界各地にダンジョンが出現した世界――高校生の少年・響は、無詠唱で魔法を使うことができる特殊能力を持っていた。ある日、響のクラスメイトで仲間の春菜が、大剣使いと魔術師の姉妹に突然決闘を申し込まれ――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

夏休みイギリスからやって来た大剣使いのクレアと魔術師シンシアの姉妹に突然春菜が決闘を申し込まれ、姉妹が参加したダンジョン探索部隊が危機に陥る第二弾。順調に響の周囲に女性が増えていますが、彼女たちの気持ちに疎く的外れな反応をするのが既に認知されていてかなり残念な感（苦笑）ただ彼女たちの響への想いやスタンスはそれぞれ異なるから面白くなりますね。響の指導で春菜たちも着実に力を伸ばしていて、それに今後姉妹が加わって噛み合うようになれば更に強くなりそうですけど、最後の不穏な示唆がまた不気味ですね。次巻も楽しみです。

2015/11/29

[わたー]

★★★★☆面白かった。今回のハイライトはなんといっても新ヒロイン…ではなく、ザ・ブラックだろう。主人公をまさかあんなイロモノキャラにしたてあげるとは…いいぞもっとやれ。また、ハーレム的な要素はありつつも、主人公は一途だし、適度なシリアスもあるので、別作品との差別化はできているかな。最後の不穏な予知夢が気になるが、まさか次巻で終わりってことはないですよね。

2015/12/07

[こうづき]

新ヒロイン登場。あとがきにもあるけど、主人公の対女性コミュニケーション能力がさらに残念なことに。さすがの安定感で普通に面白かった。がんばれザ・ブラック！　かっこいいぞザ・ブラック（笑）！

2015/12/07

[ウラー]

★★★☆☆いきなり外国からヒロイン追加というのは予想外でした。それにしても「世界を救う英雄の活躍を未来予知で知り、主人公のもとを訪れる異国の少女」、書き挙げると笑いを禁じ得ない、ベッタベタに手垢のついた古典的なキャラ設定です。一周回って新鮮ですらあります(回りくどいですが、誉めてます)。さて主人公との会話させて一番面白いのは誰かというと、ぼくはそれは冬音だろうと思います。やはり前世を知っているというのが大きいです。相手のことをわかっている故の気楽な空気感があります。誰か一人くらい「前世」を信じてやれよ

2015/12/03

[真白優樹]

突然やってきた外人姉妹に決闘を挑まれる今巻。新たな仲間の登場と加入は少女達に更なる成長をもたらし、共同して放つ技は最強の敵すらも穿つ。その中で少年は一人仮面を被り自らの目的のために動き回る。穏やかで平和な日常とそれとは裏腹に命がけで戦う探索。二つの世界を生きる子供達の行く先、その先に待つものとはいったい何か。未来が見える少女が見た破滅の未来は何を意味するのか。未来は覆るのか、破滅の未来が訪れたとしたら子供達はどんな道を選ぶのだろうか。続く道の先、そこにある結末はまだ誰も知りはしない。 次巻も楽しみである。

2015/12/02