ハヤカワ・ミステリ文庫<br> カインの娘たち

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ハヤカワ・ミステリ文庫
カインの娘たち

  • 著者名:コリンデクスター【著】/大庭忠男【訳】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 早川書房(2015/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150775629

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内容説明

モース主任警部が捜査を引き継いだ、大学の元研究員の刺殺事件は意外な展開を見せた。容疑者と思われた博物館係員の男が行方不明となり、数週間後に刺殺体で発見されたのだ。凶器は博物館から盗まれたナイフだった。二つの殺人に何か関係が?やがて、殺された男に恨みを持つ三人の女の存在が浮かび上がるが、彼女たちには鉄壁のアリバイが!華麗な謎解きで読者を魅了しつづける、現代本格の最高峰シリーズの注目作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

297
★★★★☆ モース警部シリーズ後期の作品。 日頃の不摂生がたたり、50代にしてボロボロの体になったモースの姿が痛々しい。 2つの殺人事件に関わりがあると見抜き、その犯人を追うモースの前に鉄壁のアリバイを持つ3人の女性が現れる。 シリーズでも珍しいストレートなアリバイ崩し系で、妄想推理もしっかり用意されていて個人的には好き(あまり人気なさそうだけど)。モースとエリーとの年齢差激しすぎな恋も、普通なら「キモ」ってなりかねないんだけど、刹那的な2人だから何となく受け入れてしまった。2023/02/15

遥かなる想い

60
比較的ストーリーがシンプルで期待していたアクロバット的推理がない。初期の2作が優れすぎたせいか? 2010/05/23

ソラ

22
シリーズもここまで来るとモースがかなり老いを感じてきてるような雰囲気2013/06/23

小太郎

19
何と言っても「ウッドストック行最終バス」でやられて読み継いでいますが、モース警部シリーズもこの本(整理中に掘り出した積読本、買って寝かせてというある意味王道本です、笑)で12?冊目。去年作者が無くなって気になっていたんで見つかったラッキーでした。本格アリバイ崩しの本作、造り自体が意外にシンプルで厚さの割に読み易かったです。まあ小説が上手いコリン・デクスターらしい一冊でした。2018/05/28

Ayah Book

18
モースシリーズ12作目?あんまり評判よくない本なのかな?私にとってはモースシリーズは結構順番通りに読んでいる数少ないシリーズなので、思い入れもあり、今作も面白く読めた。初期のような多重推理やどんでん返しに次ぐどんでん返し、みたいな趣向は全く無く、そういうのを期待する読者には淋しい内容だと思う。ただモースとルイスのコンビは今作も最高だった。ルイスって、読めば読むほど良いキャラだ。モースに適当に扱われても文句も言わずに、献身的とも言える忠実っぷりが素晴らしい。バディ物でも珍しい誠実さ。まじで涙出そう。2025/12/08

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