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内容説明
漫画界の長老・水木しげる氏のお金にまつわる自伝的コミック!
貸本漫画家時代の貧乏暮らしから、雑誌での人気作家になる寸前までを、
当時の家計簿を元に、貧乏ながらも楽しく生活していく姿を描いています。
単行本化にあたり、“ゲゲゲの女房”こと布枝夫人と水木センセイの対談や
当時の写真や解説も収録!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
豊臣兄弟そっくりおじさん・寺
69
水木しげるが晩年にビッグコミックに連載した自伝的漫画。ファンにはお馴染みの話ばかりでいささか食傷気味の内容だが、貧乏時代の家計簿を元にしているのがとりあえずの新機軸ではある。いつも思うが、程々の貧乏は楽しい。豊かな方がいいに決まっているが、節約しながら暮らすのは楽しい。貧乏な私はこの本も100円で買った。近頃はやれ下流だ格差だ貧困だと、暗い言葉で脅かすが、貧乏神や福の神と良い友達になったかの様に、お金がなくても楽しく暮らしている者はいるのである。私は金持ちになっても1000円で贅沢気分を味わうつもりだ。2016/04/27
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
66
大好きな水木しげる先生の作品!再放送まで見たゲゲゲの女房がまさか漫画で読めるとは!知らなかった~河童の三平は河童を登場させ過ぎて収拾がつかず終了ってwwwどんだけ河童が出たのか気になるwww極貧生活も何のその。毎日がハッピーとは言えないまでも生活を楽しむ工夫は軍隊生活の時から変わらない。氷冷蔵庫、欲しいけど売ってないですよねw作ろうかな~電気代要らないし。あ、クーラーボックスの元祖かなwww2023/05/31
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
65
再読して余りにも貧乏過ぎた水木大先生に涙する😢漫画界の帝王様がこんなにも貧しくて😢でも全く気にしていなさげなのはさすがです✨✨✨手書きで健気に家計簿をつけているが、収支はトントンで中々お金が貯まらない。戦争で左腕を失ってなお、右手があるさ!と漫画を描き続ける大先生、今でも大好きです💕💕💕下巻に続く、、、大往生され、今は天国で好きな大福を好きなだけ食べている事でしょう😊2025/02/08
ヒロミ
49
オモチロかったです。水木先生の赤貧洗うがごとき若き時代。金策に苦労されてる姿がユーモラスに描かれていてふしぎな感じでした。しかし描き込みがすごい!上巻ではまだ水木先生は独身です。戦後独特の怪しげな胡散臭い雰囲気が出ていていいです。2016/08/09
ホークス
41
水木氏の家計簿を元にした作品(上巻)。極貧の紙芝居作家から水木プロ立ち上げまで。昭和26年とはいえ、紙芝居の画料が一巻(10枚)二千円じゃ食べていけない。お兄さんが戦犯で巣鴨プリズンに居たり、義姉がストッキング修理の内職をしてたり、時代感があり過ぎる。物価も氷冷蔵庫(氷で冷やす奴)が中古で千五百円、桶みたいな電気洗濯機が一万円、産婆さんの手間賃が五千円など、まるで民族資料館の世界。そして誰もが逞しい。私の幼少期もこのムードで、心の豊かさどころじゃなく、貧しく暴力的だった。それをのほほんと描くから面白いのだ2019/05/25




