小学館文庫<br> 箱根富士屋ホテル物語

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小学館文庫
箱根富士屋ホテル物語

  • 著者名:山口由美【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2015/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094062311

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内容説明

これぞ日本のホテル史だ!!

箱根富士屋ホテルといえば、クラシックホテルの代名詞ともいえる日本を代表するホテルである。
1878年(明治11年)の創業以来、一世紀以上の長きにわたり内外の観光客に愛され続けるこのホテルの歴史には、山口仙之助、正造、堅吉という、「創り」「育て」「守った」3人の男の、壮大な野望と波乱万丈の生き様があった――。
明治から昭和という激動の時代を、ホテルと共に生きた男たち。その人生を創業者一族の末裔である著者が丹念に紐解いていく。
箱根の山で繰り広げられた“夢の軌跡”を鮮やかに描ききったノンフィクションの傑作が、初版から20年の時を経て、遂に文庫化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

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箱根の老舗ホテルとして知られる箱根富士屋ホテルを支えた経営者達の物語。ホテルと言うものがほとんどない時代に創業した富士屋ホテルは、近代化する日本の歩みと関係しながら発展を続けてきた。著者が創業者一族の末裔ということもあり、身内ならではの視点やエピソードなども興味深い。しかし、経営者の客にたいする信念にはあまり触れられておらず、残念。「外伝」は完全に蛇足。「乗っ取り」のくだりは、婿養子継承による複雑な家系と内紛、成り上り者による乗っ取り騒ぎ、とまるで横溝作品のような舞台が揃っており、かなり興味深かった。2016/07/02

nucco

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ノンフィクションとは思えないほど、支配人たちの人生が波乱万丈で、この時代背景があってこそあの趣深い富士屋ホテルがあるのだなと感じました。私は建築が好きだったのがこの本を読むきったけだったのですが、建築意匠については「その道のプロ」が1つのコンセプトのもとで作った訳ではなく、各代の支配人の思いが富士屋ホテルの各所に形となっていったのが面白いなと思います。

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